競馬場のカツカレー

カツカレーはあまり好きじゃないが、競馬場と言えばカツカレーだろうということで、カツカレーを食べる。

1月17日(土)、18日(日)東京競馬場:フェブラリーステークス現地観戦記

 今週は、週中実家の用事をこなすのが忙しくて予想一切行わず、あまり真面目に競馬をしていないが、記事だけは更新せねばならないので、書く。


 土曜日は年に1回か2回ある、友人達との麻雀会に出かけるため、金曜~土曜朝までさらっと予想した中で妙味のありそうな馬の単複を仕込んで出かけた。

 麻雀は好調だった。

 親、メンタンピン一発ツモ三色ドラドラ。
 昼から夕方まで麻雀を打ち、22時まで飲んで帰宅。

 仕込んだ馬券結果。

 結果的に1人気になった二頭の馬は、そう(1人気になる)じゃないかなと思ったので単勝だけ軽く買っていたが(普段1人気からは買わないルール)、こっちは外れ。単複買っていたそれ以外の馬の単勝が一つでも取れれば大勝利だったが、複勝だけ当たっては、ほぼトントンの微増というところ。

 

 日曜は、去年の有馬記念に続き、「G1の指定席なんかどうせ当たらん」とシャレで申し込んだA指定席が当選したので、朝からイソイソとお出かけ。JRAは、俺が優良指定席購入者・競馬ファンだということを、やっと分かってくれたのだろう、とかうそぶいてみる。
 他の東京G1や有馬記念と違って、事前に時差入場の案内も出ていなかったし、今回は海外のダートビッグレースとかち合ってチャンピオンホース達が不在なので、人も集まらないだろう、ならば9時開門かな?とみた。
 実は京王線府中競馬正門前駅)、南武線府中本町駅)どちらも使えるところに住んでいるので、はて、どうせ記事にするだろうから、どっちで行くかな?と考えて南武線府中本町駅からのレポートを選択。

 南武線は通常でも、日曜はかなり混む。川崎~立川間はレジャー客や、スポーツ大会の学生達が利用する路線でもあるからだ。案の定、電車はかなり混んでいた。が、究極のすし詰め状態ではなく、普通の(?)満員電車レベル。
 8時50分に府中本町に到着して、競馬場へ向かう専用高架路を通っていくが、G2/G3日か!?と思うほど、G1!?と疑うレベルで、空いていた。

 8時54分頃、西門前の、当日入場券を求める人たちの列(上写真右側)。
 当日は8時50分に指定席・入場券予約者が先行入場で、当日券販売・入場は9時からだった模様。ネット予約システムを導入してからは、入場の混雑・混乱はほとんどなくなったように見える。
 G1日ではないが、昔、ネット予約システムがなく、当日指定席売りを行っていたころは、東京も中山も指定席販売窓口がスタンド内にあるため、指定席購入希望者は1時間~1時間半の先行入場できたのが役得だった。移動エリアは限定されるが、まだ誰もゴール前にいないコースをスタンドから見下ろしながら、コーヒーをすすり、準備をする、あの時間が結構好きだった。
 まぁ、現状のぎりぎりまで家に居られるほうが便利ではある。

 西門から入場直後の図。あいにくの曇り空で、朝なのに夕方かと思うような写真になった。
 入場口で手荷物検査にご協力お願いします!とアナウンスしていたが、強制ではないようだった。が、一応長机の前に寄って、荷物を見せて入場した。まぁ、多分、逆に見せないで突破しようとすると、止められたかもしれない。なにせ、私、体質上必要の為、サングラス(調光レンズで日中紫外線を感じると色づく)なんで、そういうことには積極的に協力しないと怪しまれると思っている風体なので……。

 

 朝食は二郎系ラーメン「俺の生きる道」へ。前週、元アイドルグループSMAPのメンバーで、現オートレーサーの森且行氏が、共同通信杯のプレゼンターを務めて、お薦めの府中グルメはここだという記事を読んでいた。店関係者とは知り合いらしい?

 俺の生きる道ラーメン1,000円。
 6人ぐらい並んでいたが、そんなに待たされなかった。渡される前段階で「にんにく入れますか?」と聞かれるので、入れてもらった。二郎系は10年ぶりぐらいに食べる。脂がとんでもない量で、白濁している脂スープと茶褐色の醤油ダレスープが二層に分かれるぐらい。
 味は濃厚な脂と、とんでもなく強い塩分で、脳みそをズビズバ刺激されるジャンク系。そこにとんでもなく強い匂いのニンニクがズビズバキマる。そして特筆すべきはホロホロと崩れていくほど柔らかい分厚いチャーシュー。多分、本家二郎よりは、スープの味がかなり飲みやすい味だと思う。全体的にも美味いとは思う。ただ、あの汁を完飲するのは心臓と腎臓が一発でやられるので、やめた方がいいと思うし、個人的にはスープを残すぐらいなら、ここではあのチャーシューを堪能できそうな炙り焼き豚丼を食いたいなと思った。
 しかし、瞬きするだけで顔の皮がぽろぽろ落ちてくるほどの乾燥肌に悩まされてたのに、翌日テカテカして直っていたのはビックリした!二郎系は肌を救う!(心臓と腎臓は絶対殺す

 

 当日の席はここ。

 ゴールほぼ正面、いいところを取れた。
 1回東京(2月)の弱点は「寒い」。特に指定席はじっと座ってると、かなり体が冷やされる。5回東京(11月)も寒いが、寒さの度合いでは、やはり1回東京の方が上。

 ということで、12月の中京競馬場でもらったイクイノックス使い捨てカイロを持参して使用した。その時の記事はこちら。

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 JRAの様々なアンケートに、欲しい賞品は何ですか?とあったら「1回東京は寒いから、防寒具系をください。一番いいのは、ひざ掛けです」と毎回のように記入している。1回東京の指定席に入る人は、ひざ掛けを持参するか、競馬新聞で使ってない紙面を膝にかけてください。本当にそれだけでも大分違います。もちろん、普通の防寒着等は忘れずに。

 

 昼食は、混雑を考えてサンドイッチを買ってきていたのでそれにしたが、枠色抽選会に当選したので、200円分の馬券と引き換えにいくことも併せて、一応混雑ぶりを確認しに下界へ降りたが、どこの店も(着席・テイクアウト両形態)並びの列が10~20人ぐらい。一番凄い行列は、馬そばさんで、ここは50人ぐらい並んでいた。G1日は特にだが、何か食べたいものがあったら、朝に食べてしまう方がいい。昼はかなり待たされる。

 引き換えの為に買った馬券は「この人気薄、極端な脚質で逆に面白い8枠」の二頭。枠色抽選会、めちゃ強おじさんだったが、黒色を貰った瞬間、「ムル様でも今回はちときつい」と思った。
 結果はご存じのように、ハズレ。これで枠色抽選会は六戦四勝。枠色抽選会の戦歴はこちらの記事で。

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 日中はあまりの寒さに耐えきれず、三幸のお汁粉を買う。

 450円。結構びびるほどたっぷり汁が入っている。が、当日は滅茶苦茶ぬるかった。暖を取るために買ったが、火傷の心配もまったくないほどの冷めっぷり。

 餅は縦長の大きなものが一枚入っている。味はとても美味い。たしか、餅は自家製だったはず。汁も美味い。ぬるいからグイグイ飲めるという利点があったが、もう少し温かいほうが良かった。タイミングが悪かったかなぁ。
 三幸は場内に何店舗かあるが、コースに近い方でお汁粉が売っている。その他の三幸では、あんこか、からみ(大根おろしに醤油)の餅を売っている。

 

 当日は、東京第10レースでゴールした瞬間、マルチターフビジョンが故障して何も表示されず、真っ黒な画面になってしまった。すぐに実況アナウンサーが故障したことを知らせ、しばらく待つように案内した。

 ほどなくして徐々に画面が復旧されていくが、一番右端の着順掲示板・時計はなかなか表示されなかった。なにやら不穏な空気やなぁと思っていたが、それがあの結果につながるとは?
 こういうことがあっても、東京競馬場の指定席は全席モニター付きです!京都競馬場とはワケが違います!安心してください、各席にモニターありますよ!(今年もしつこく擦っていく)
 この東京10R、今年の年間施策として、G1レースの直前レースに「JRAウルトラプレミアム」を適用するということで、払い戻し率が全式別80%+売上の5%相当を還元される。滅茶苦茶馬券を買いたかった。結果は2-3-1人気決着で、2人気から相手三頭流しの三連複で強弱つけて買っていたので、まぁまぁのプラスが出た。次のウルトラプレミアムも勝つ!

 

 フェブラリーステークス発走前。マルチターフビジョンも無事回復。

 G1だが、やはりというか、客は少ない。コース前の地上も隙間が目立つ。有馬記念では、メインレース前から電波が一切入らなくなっていたが、今回はそんなことはなかった。電波が入らなくなる大レースもあるのに、指定席のモニターをなくして、「スマホでレース映像見てください」という京都競馬場の指定席はいったい何を考えてry(擦りすぎ)

 23年有馬記念現地観戦記はこちら。

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 カメラマンがスタンバり始めたの図。

 

 客は少なかったが、馬群が直線に入ってきたときの歓声は凄い。場内に流されている実況が一切聞こえなくなる。そして、ペプチドナイルが先頭でゴールした一瞬で「シーン」となったのが凄かった。そりゃぁ、場内の勝利ジョッキーインタビューで藤岡祐介騎手が「あまりにも人気薄で勝ったので、ウイニングランしていいものかどうか迷いました」というレベル。「でも、温かい声援を頂いて、ウイニングランしてもいいんだなと」。

 コアな競馬・馬券オヤジ達からは色々いじられる騎手だが、今回は素直におめでとうと言おう。
 「先行馬だけど、もまれるとダメ」というペプチドナイルを、乗り替わりで久しぶりの鞍が回ってきたところで、「そんな競馬できるの!?」という差し競馬で勝たせた。丁度自分も注目していたレースだからよく覚えている。その後、一戦おいて継続騎乗で大舞台を勝ったんだから、今回はチャンピオンホースが海外レースで不在とはいえ、騎乗実績3-0-0-1、周りも褒めるしかないだろう。

 

 調教師、武英智師はG1初勝利。新規開業時「注目調教師は誰ですか?」というアンケートに「武英智師ですね、現役のころから調教名人と言われていたらしいので、どうなるか楽しみです」と答えたら、鼻で笑われた反応をもらったが、多分、同期調教師に、武は武でも、武豊の弟、武幸四郎師もいたからだろう。「なんでそっちの武やねん」みたいな。この同期調教師達は、これでG1トレーナーが4人目。優秀過ぎる。その幸四郎師管理、鞍上武豊のセキフウも二桁人気で3着の激走。5人目誕生も近いか?
 馬主沼川氏は、重賞初勝利がG1初勝利。おめでとうございます。  そして、生産牧場は、あのテイエムオペラオー以来のG1勝利だとか。終わった後が、色々出てきて面白いじゃないか、今年のフェブラリーステークス

 

 当日の馬券は東京10は取るも、フェブラリーステークスでやられていたが、最終レースでまぁまぁ取り返して終了。
 当初は(行きも)帰りも大渋滞するかな?という見立てだったが、そんなに人が来場してなかったせいか、ビビるほどの渋滞はなく、それでも一応、混雑緩和・時差退場のためのレース終了後イベント「柔道金メダリスト、阿部兄妹トークショー」を聞きながら、軽く当日の復習データを整理して指定席で少し待つことにした。
 トークショーが終わりかける段階を見計らって指定席をあとにして、専用高架路で駅へ。確かにまぁまぁ混んでいたが、ストレスがかかるほどではなかった。駅へ着いて、丁度電車が来たが一本見送って、乗車。これも究極のすし詰めにはならずに、まぁまぁの満員電車状態で帰宅。
 あまり参考になるような状況にも出会わず、書くこともなかったが、これにて現地観戦記終了。