競馬場のカツカレー

カツカレーはあまり好きじゃないが、競馬場と言えばカツカレーだろうということで、カツカレーを食べる。

12月24日(日)、中山競馬場:有馬記念現地観戦記

 知り合いの依頼で、中山大障害当日のテーブル指定席を申し込んだが、JRAカード会員・一般会員両方の抽選に外れ。ついでに、まぁ、当たらねえだろと思って軽い気持ちで申し込んだ、有馬記念当日A指定ペアのほうが当たってしまった。
 ノートPCを使うから競馬場では指定席じゃないと嫌だし、G1なんか人が多すぎて、売店も使いにくくて、現地で見るもんじゃないと考えている派だが、有馬記念とダービーだけは、一生に一回は、現地体験しておいたほうがいいだろうとは思っていた。そのうちの片方の機会がやってきたわけだ。
(ちなみに、これまでG1現地観戦の経験は、ないわけではない。一番直近だと、スターズオンアースのオークス

 

 と、いうことで、2023年有馬記念現地観戦記です。なるべく、中山のG1現地参考になるように書いていきたい。

 

 当日は開場が、7:30と事前告知があった。
 これは今年の秋のG1からだったと思うが、当日入場券の当選者は、入場できる時間が各自決まっていて、7:30から10分刻みで1,000人づつ(途中から4000人~)の時限入場制を導入したからである。一方指定席の当選者は7:30から、いつでも入場できる。また、当日券は両方共に一切売らず、事前当選者のみの入場でもあった。
 結果から言うと、これは大成功だと思う。場内は確かに混雑していたが、大混乱はなかったと思う。まぁ、ほぼ指定席エリアにいたので、下界の下民共の詳しいことは分からない(傲慢な言い方)。

 

 ということで、朝は7時少し前に船橋法典駅に着くように移動した。指定席当選なので、あとからゆっくり来ても良かったが、どうせ毎週書いてるブログで、観戦記を書くことになるんだろうから、前述のように現地参考のために、朝から行ったらどうなのかというほうが、良いかなと思って早起きをした。

 

 写真のタイムスタンプを見ると6:55、船橋法典駅、競馬場臨時口前の階段の写真がこれである。

 臨時口がまだ開いてないことを、大半の競馬客は分かっていたので、通常口から出て行って、中山競馬場の中央門(正門は今年は退場専門だったらしいが、確認はとれてない)に回ったようだったが、7:30入場開始ということは、臨時口も7時には開くだろうと読んで、少し待つことにした。

 同じく待っていたのは30人ぐらいかな。


 すると、読み通り、7時で前方のシャッターが開いて、臨時口が利用可能になった。改札を出て、そのまま止まらずに、地下専用通路に入る。

 ここでG1日じゃなくても、臨時口改札から出て競馬場に向かう人に注意してほしいことがある。
 これは以前、本ブログでも記載したし、改札を出たところで延々とアナウンスが流れているが、この先の法典門入場口近辺は、携帯電話の電波が届きにくいことがある。入場口前でQRコードを呼び出そうとしても、中々繋がらずに難儀してしまう。
 QRコードは前もってスクリーンショットを撮っておいて、オフラインで使用可能にしておいたほうがいい。電波が届きやすい最終ラインは、この地下道に入る直前まで、改札を出たところと覚えておいてほしい(当然だが、改札を出たところでスクリーンショットを撮るなら、改札口から出てくる他のお客さんの邪魔にならないところまで進んでからにしましょう。時々改札を出て四歩も歩かないで立ち止まる人がいて危ない)。

 

 7:04、法典門入場口に到着。

 この時間に来る人は、指定席もしくは7:30入場券の人かと思ったが、意外と少なく、後ろの7:40以降からの各時間列に並ぶ人と半々といった感じだった。

 

 予定通り7:30開場、入場開始。
 入り口すぐのところで記念タオルを貰い、馬場内投票所入り口前でレーシングプログラムを貰った。普段レープロには興味はないが、記念品として取っておくことにした。

 走るなと言われても、走る阿呆がいるのは、まぁ、つける薬がないからなと思ったが、時限入場制で、入場時はかなり空いていたので、大半の人は歩いていた。

 

 通常開催日でも大行列になる馬場内の人気ラーメン店「福麺」だが、時限入場制の有馬記念朝一は、誰も並んでいなかった!!

 が、この日は阪神と東京では閉店するラーメン・中華屋「翠松楼」が、中山でも撤退する噂があるので、今日食っておかないと、もう二度と食えなくなる可能性があることを考えて、朝福麺はまたの機会に。「朝一は並んでなかったよ」の証明写真だけ取って、スタンドへ。

 

 一応、中山未訪問の人のために、各門入場口と地下1階飲食店との関係性が分かる図を用意した(PCは、クリックで大きくなります)。

 図、左の法典門から入ると、まず馬場内の地下を通ることになる。そして、スタンドへ抜けていき、北フードコートに出てくる。
 なので、入場券の人で、ゴール前やパドック前に朝から行きたい人は、法典門待ちでは、走るなと言われて走って行っても、遠回りになるので、中央門待ちにしたほうが、物理的に、圧倒的に、早い。前述したように、船橋法典駅からなら、通常口改札から出て、地上の道路を歩いて進み、中央門まで行きましょう。

 

 朝一の北フードコートも、全然人がいなくて、ガラガラ、ガララーガ(アンドレス・ガララーガは一塁手、アーマンド・ガララーガは投手、共にベネズエラ出身MLB選手だが、近い血縁関係はない)。

 右に翠松楼の看板が灯っています。

 

 翠松楼、チャーシューワンタンメン820円。

 すっきりとした醤油味のシンプルなラーメンだが、美味い。チャーシューもちょいと厚切りで、820円は安い。朝一で客もいなかったからすぐ食べられたが、ここも福麺と同じく、昼時は行列ができる。飲食店での長い並びを嫌う人なので、久しぶりに食べることができた。
 昔は、でけえ肉焼売を6個で600円で売っていて、ラーメンとは別の受け渡し口だった。麺茹でで、待たされてるラーメン客を尻目に、あら、貴方達は空きっ腹を抱えてそこでまちぼうけなのねというドヤ顔で、肉焼売をさっと受け取って去るのが、性格の悪い俺としては優越感あったが、コロナ以来取り扱いは一切やめてしまって残念。


 中山の翠松楼は、いつまでも営業してくれるだろうか。頑張ってほしいし、皆も食べてほしい。

 

 食後は、隣の福三でホットコーヒーを買う。朝は大体ここでホットコーヒーを買う。豆指定で挽いてくれて、ハンドドリップで淹れてもらえるのだ。それでいて価格が、他は300円とか350円なのに、安めの250円。本当にありがたい。ぐびぐび飲むしかない。でも、平日はカフェインを抜くために、安くてうまくないノンカフェインコーヒーをぐびぐび飲んでいる。

 ちなみにアイスコーヒーではできない。どうしてもアイスコーヒーで飲みたい場合は、自分でコンビニ等で売っているカップに入っている氷を買ってきて、火傷しないように移し替えて飲むという方法はある。

 いつもはモカが多いが、今回はブラジルにした。美味い。

 福三では、俺の前に女性の二人客がいて、フランクフルト十本・焼きそば五人前・フライドポテト四人前など、大量の食糧を注文していたようで、大きな袋を手分けして持ち帰っていった。朝一に来て、仲間分の大量フードを一気に注文して持っていくのはありだろう。混雑してるときには、断られるかもしれないが、この時間なら店側も対応してくれる。特に福三さんは、接客態度がいつも優しいので、敏感ヤクザ(些細な事に敏感に反応して、感情の起伏が大きい人のこと)の俺も毎回ニッコリする。

 

 

 時限入場制の成功光景、7:54のゴール前の空き具合。

 

 第1レース出走直前の9:50になると、こうなります。

 そして、レースが終わると、こうなります。

 この繰り返しをしながら、時間が経つごとに、ゴール前の人が増えていきます。

 

 11:00頃、場内の様子と昼飯入手を兼ねて、指定席エリアから階下へ。当日の場内は混雑時には、場内通行規制が敷かれるが、この時間だとギリギリまだ規制されてなかった。基本的には人の多さから、場内は自由に動くことは出来ないと思った方がいい。

 

 11:04、中山4レースのパドック。もう4レースで、この一杯一杯感だと、有馬記念パドックはやばいだろう。

 

 BAR SATSUKIも、満杯。滞留せず、飲み物だけ買う人も8人ぐらいの待ち。

 

 これは少しわかりにくいが、右手奥に中央門からのスタンドへの入口があり、そこにターフィーショップの販売ワゴンが出ていた。右手奥から行列が始まっていて、左の端で折り返して、また右手に流れるように行列ができている。

 長さと進み具合から、推測するに、グッズ購入の待ちは30分以上かかるだろう。ちなみに朝一の内馬場ターフィーショップはガララーガでした。朝一以外でグッズを購入したい人は、来場すぐショップに長く並ぶことを覚悟したほうがいいかも。

 

 同時刻、1Fレストラン群の混み具合。

 当日は5Rと6Rの間、11:50~12:40の間が昼休みに設定されていたので、本混み前ではあるが、各店五、六人の待ち並び。

 

 さらに同時刻の南フードコート。こっちはかなり混んでいる。

 

 昼は鰻にするかということで、「名代宇奈とと」に並ぶ。

 十五、六人前後の並びだったが、うな丼系はすでに用意されていて、さっと渡されたので、進みは悪くない。
 但し、そば類は、麺を湯がく関係上、それなりに待たされる。あと、注意点としては、丼類は蓋付だが、そば類は蓋なし。丼類の複数持ち帰りの為に、ビニール袋がセルフサービスになっているのは好印象だったが、そばも蓋付だと思って重ねて袋に入れて持ち帰ろうとしていたので、面食らった。麺類だけに(おい
 混雑する場内を指定席まで蓋なしで麺類を持ち歩くのは、かなり気を使った。また、指定席エリアに戻るのに、QRコード読み取りのため、スマホを入場口で、かざさなければいけない。これは難儀だ。少し前に顔認証の実証実験が行われたようだが、こういう時があるから、今後顔認証は必要だろう。
 当日の連れが、前述の大障害依頼の知り合いで、彼は大障害は別件で指定席が当選して前日も現地観戦していたが、その時の彼の連れが、宇奈ととの同じ並びにある「KASUYA」のうどんを買ったときも、蓋なしで指定席まで持ち帰ってきていたと教えてくれた。フードコート外まで、アツアツの麺類を持ち歩くのは結構危ないので、混雑するときの食べものと場所は、考えた方がいいかもしれない。

 

 名代宇奈とと、うな丼590円。

 充分だよ!590円!安いよ!宇奈ととは、チェーン店だが、牛丼屋レベルの店舗数ではないので、これなら中山で常食してもいい。コロナ以降入った店で、期間限定みたいなことを聞いていたが、常設店でいいんじゃない?常設店になったのかな?

 いつもとは違い、ここで当日の競馬(馬券)の様子を記すが、午前中、コレはひたすら堅いなと思った。なおかつ、当日のA指定席が通常の4倍の8,000円だったので、いつもは買わない1人気からの馬券でも、小点数で買って、最初の方で色々の分、稼ぎ出すしかないと思っていたが、

 全部当たったw

 中山1、馬連10ー4・5、三連複10ー7・12ー4・5購入。馬連三連複当たり。
 阪神2、馬連12-16購入。当たり。
 中山2、単勝2、馬連2-4購入。馬連だけ当たり。
 阪神3、単勝7、馬連7-2・3購入。単勝馬連当たり。

 無事、メインレースの馬券代も含めて、稼ぎ出せたので、阪神3が終わった時点で上述の場内探索に出たわけだ。連れが朝飯にお握りを食べていたので、昼飯として、うな蕎麦を渡して、奢ることもできた。

 

 お昼は自衛隊の演奏会。

 ウマ娘から二曲と、軍艦マーチを披露した。まぁ、ウマ娘やらんので、何をやったのかは分からない。すまない。守るも攻めるも黒鉄の~(軍艦マーチは歌える)。

 

 午後は、少しだけ買ったが、惜しむらくは阪神9R。最初、15人気(最終的には13人気)のサンデーファンデーを買いたかった。
 「それでいいと思うんですけど」と、連れに言われたが、「いやぁ、上り(の脚が)ちょっと足りない」と弱気になって本命を取りやめ、一応サンデーファンデーを含めた前走同距離組五頭三連複BOXという一転超強気の馬券を買ったが、サンデーファンデーが2着に来た以外は、ハズレ!
 いつも通りサンデーファンデーの単複で良かったんや!!筋が通らない買い方になった。滅茶苦茶悔しい!!

 

 3:40、有馬記念発走直前ゴール前。

 

※追記
 当日は指定席で、JRAが提供するWi-Fiサービスを利用していたが、有馬記念発走直前からゴール後しばらくは、Wi-Fiも繋がらず、携帯の回線も繋がらなかった。もし、現地でも馬券をネットで買おうと思ったら、15分前ぐらいには投票を完了しておいた方がいいかもしれない。
 紙の馬券でも、指定席エリアなら多少の混雑はあってもそれなりに迫った時間でも買えるが、一般エリアでは、やはり、物凄い行列していると思うので、理想を言えば、前の10レースが終わったらぐらいの、早めの購入が望ましい。

 

 有馬記念はコレで買いました。

 8枠は思い切って切った。
 しかし、菊花賞ドゥレッツァの時も思ったけど、ルメールは8枠で万事休すと思われていても、さっと出していって、がっちり抑えて、ちゃんと馬券になる。長距離は本当に上手。並の騎手なら、ダラダラ先行させて、脚を無くして逆噴射で沈んでいっただろう。有馬記念創設以来、1頭も馬券にならなかった大外16番枠で大奮闘の2着。もう、参りました。これから長距離はルメールだけ買います(おい

 そして、武豊。最後コーナー回ってる時、思わず連れに「ドウデュース射程圏内だぞ!」と叫んでしまったが、マジで差し切った。これも参りました。この人、本当に54歳かよ、筋挫傷から、ドウデュースに乗るために、内出血の血を1リットル、ドバドバ抜いて、復帰して有馬記念勝利だよ。しかも天皇賞秋のような間違いがないように、当日は渾身のココ一鞍のみ騎乗。不屈すぎるでしょ。不死鳥でしょ。

 これで、去年も含めてクリスマスの有馬記念ルメールが三勝、今年も含めてクリスマスイブの有馬記念武豊が三勝。次のクリスマス有馬記念は四年後?、ルメール48歳で、現役かどうかギリギリだなぁ。次のクリスマスイブ有馬は五年後?、武豊59歳で、よし!これは余裕で現役だな!(おい

 本命はジャスティンパレス。武史、まーた差し遅れるんじゃねーかと思ったけど、もう本当心配通りになった。最後方から届かず四着。ちなみに、その前に行われた同距離の中山9Rグッドラックハンデの本命(予想だけは全レースやってる)シャインユニバース(ムーア)も、まったく同じで、最後方から届かず四着。ムーアがそれをやるのは分かるけど、武史はそれを見てなかったのか。悶絶しかない。まぁ、でもルメール入れてないから、どっちにしろ馬券は外れだけど。

 もう一方から買っているシャフリヤールは、前々走後喉頭エントラップメントの手術をして、前走BCターフでオーギュストロダンの0.2秒差3着。少なくとも9人気ではなく、絶好枠を利すれば、期待値は大きいと見たが、これも五着。頑張ってはいた。でも、どっちにしろルメールをry

 

 有馬記念が終わって、ターフビジョンやモニターには案内が表示された。

 簡単にだが、地図で表してみた。

 これは京成西船駅西船橋駅経由で帰る人は、歩いて駅まで行った方がいい。ただ、有馬記念終了直後は、それでも道路上の人が多いので、安全を考えると、少し待った方がいい。
 その為であろう、最終レース終了後には、長澤まさみトークショーとタイトルホルダー引退式が用意され、主催者側としても分散解散策を用意している。

 

 最終レース発走直前。

 さすがにコース照明が灯され、指定席も屋内照明が点いている。有馬記念終了で、結構な人が帰って行ったが、それでも残っている人は多い。

 

 長澤まさみトークショーは、撮影禁止の為、写真なし。

 

 タイトルホルダー引退式。

 これも結構な人が残っている。
 帰りの混雑を避けるために、タイトルホルダー引退式まで見るつもりだったので、この時のために、あらかじめ家から、飲み物とつまむ小菓子を用意して持ち込んでいた。
 また、それとは別に、売店の利用も困難、自動販売機の飲み物の売り切れを想定して、コーヒー飲料と麦茶の600mlボトルを一本づつ用意もして、万全の準備をしていたが、丁度良かった。やはり、G1の日の来場は、最低でも、麦茶のボトル一本は、ハナから自分で用意して持って行った方がいいと思う。

 

 引退式終了後に即撤収。
 南門ではなく、指定席から落りてきた階段すぐ近くの正門から出て、駅へ歩き始める。同じ帰宅客の集団で歩道は埋まっていたが、スムーズに歩けて、時には前の人を抜かせる余裕もあるほどだった。
 駅に着いて、連れと別れて帰宅。現地観戦で大きなトラブルもなく、馬券は、朝稼いだ分で色々賄えて、負けはしなかったが、勝ちもしなかったので、まぁ、でも、それで良しとしましょう!

 

 ここまで長い量、読んでいただいた方、ありがとうございます。参考になれば幸いです。