競馬場のカツカレー

カツカレーはあまり好きじゃないが、競馬場と言えばカツカレーだろうということで、カツカレーを食べる。

2月10日(土)、11日(日)

 今週は、自己嫌悪になる馬券の買い方、負け方だった。そんな話を長くしても仕方ないが、その前に今週末作ったカレーぽいものの写真でごまかしておく。

 特売でグラム98円の豚肩ブロックをゆっくりと加熱して、スプーンを入れると裂けるぐらい柔らかくしたものを、スープカレー風に仕上げた。カレー粉は去年、見切り品で売られていたベトナムカレー粉を使用。なかなか減らない。少しだけ八角が入っているので、エスニック感が強いが、匂いの強い食材にはよくあう。カツカレーは好きじゃないが、カレーは好きなのだ。ただし、カレー味の何かというのは、これまた好きじゃない(カレー味のスナック菓子とか、コロッケとか。カレーパンも)。

 

 馬券の話になるが、土曜に、ダラダラと買ってしまい、取り返し切れないまま終えてしまった。普段はルールに沿って買う、買わないをバッサリ決めているが、月に1回ぐらい、ダムの放流のように止められずにダラダラと買ってしまうことがある。当然負ける。しかし、故・藤代三郎氏のように勢いついてそのまま全治三か月みたいなことはなく、一日の予算を決めているのでそこはまだ大丈夫かなと思う。
 馬券に負けたとき、毎回、氏の週刊ギャロップ連載エッセー「馬券の真実」を思い出す。三か月や半年ノーホーラ(本来は麻雀用語で、上がりがないの意味。つまり、馬券での当たりがない)なんていう人だったが、その中で、複勝三レースころがし限定勝負だ、ワイド一点勝負だともがいていた。
 連載が空いた分、誰か代わりのエッセーが始まるかと期待してたが、逝去して一年一か月、未だにそういう動きはない。予算もないのだろうが、毎週の競馬・馬券エッセーみたいなことを書ける人が、今は少ないのだろうか。
 生粋のギャンブラーと言えば、「最後の無頼派」と言われた、伊集院静氏も亡くなってしまった。ギャロップ的には高橋源一郎氏が最後の砦かもしれない。最近ではステイゴールドの熱狂的なファン、馳星周氏が競馬好き作家としての頂上地位を固めつつあるように見えるが、いずれも藤代三郎氏のようなペーソスはないかもしれない。惜しい人を亡くした。我々ができることは、自分が生きている間は忘れない、時々思い出すということだけである。

 

 日曜は、小倉メイン北九州短距離ステークスで10人気ブトンドールを本命に大きく取り返すことができたが、土日合わせた負け分には届かず終戦。このブトンドールを本命にできた理由は二つある。これは簡単に真似できるので紹介したい。

 一つ目は、以前も紹介した、競馬本の著者である竹内裕也氏のYoutubeチャンネルから。「小倉芝千二は栗東坂路53秒台以下の加速ラップ」。該当動画はこれ。

youtu.be

 当チャンネルを登録して、毎週視聴し、勉強していれば、小倉競馬場のみならず、全体の回収率百%超にする算段は付くはずだ。「重賞予想動画ばかり再生数が伸びるが、本当はそうじゃない(メイン以外でも通用する馬や馬券の狙い方)動画のほうを見て欲しい」と氏は嘆く。自分も相当勉強させてもらってる。

 もう一つは、今年から長年愛用した競馬エイトの購入をやめたことは再三書いているが、今週は土日共に馬サブローを購入した。その馬サブローが紙面で、わざわざ「調教絶好調馬は高確率で馬券に絡む!」と帯を入れていたからだ。土曜は確かにピックアップされた馬が、そういう結果だったので、日曜に信頼する下地があった。

 この二つが重なっていたのが、ブトンドールであった。
 週の全体予算内では負け越した結果とはいえ、少しでも取り返せて、しかも10人気が的中したのは気分が良い。
 数年ぶりに買ってみた馬サブローは「あ、そうそう、こういう紙面欲しかったのよ」という内容だったので、来週も馬サブローにしてみるつもり。競馬エイトの馬柱になれているせいもあり、馬柱が少し見にくいと言う欠点はあるが、慣れるしかあるまい。
 馬サブローは関東と福島競馬場限定販売だが、紙媒体550円が、コンビニプリントでも全レース版600円で買えるので、他地域でも良心的価格にて買えると思います。

 と、ブトンドールを取らせてくれた二方面の借りを、宣伝で返しておく。