競馬場のカツカレー

カツカレーはあまり好きじゃないが、競馬場と言えばカツカレーだろうということで、カツカレーを食べる。

1月27日(土)、28日(日)、小倉競馬場

 去年、2月に小倉競馬場の指定席が当選して、訪れる予定だったが、コロナの波がブリ返し、疾患を持つリスクの高い家族を抱えていたので、大事をとって泣く泣くキャンセルした。ということで、今年、その冬コクに、リベンジ来場してきました。

 最後に小倉競馬場を訪れたのは、当然コロナ前、しかも、かなり遥か前に2回ほど来場したことがあり、1回目の来場時には、断然1番人気の丹内が全然伸びてこないので、ゴール前で「丹内、足んねえじゃねーかー!」と午前中ゴール前で叫んだことしか覚えてない(恥ずかしい奴だな
 当然、カツカレー全店制覇してきました!まぁ、カツカレーを出している店は4店しかないんですが。
 ちなみに、小倉競馬場の開門時間は他場とは違い、通常8時45分です。

 

 ボントン、カツカレー800円とビール中700円(ビールを買うと、おつまみの小袋、好きなものを一つ貰える、柿ピーをチョイス)。

 ルー部門
 粘度:ややさらっと(低~中粘度)
 具:無
 具内容:無
 甘味:0(0~3)
 辛み:2(0~3)
 コク:1(0~3)

 カツ部門
 種類:豚ロース?
 衣粒:中くらい
 衣堅:ザクザク
 肉厚:1.5(1~3)
 肉大:2(1~3)

 その他
 なし

 ルーは、フレッシュな辛さとすっきりした味わいがある、S&Bのゴールデンカレーの味に近い。これはこれで好みな人は多い味。密かに日本人は、S&Bのすっきり系か、ハウスのコク重視系かに分かれるんじゃないかとは思っている。
 米が滅茶苦茶多い。無料で大盛りにもできるが、写真の普通盛でも、一般量の大盛ぐらいある。最初渡されたときにカツはハーフなんだなと思っていたが、米がドーム状に盛られていて、米の向こう側にもカツがあって、あ!カツはちゃんと一枚ある!と見えるぐらい、こんもりと米が盛られている。
 そのカツだが、衣はザクザク系で、肉は若干薄めだが、米が多い分、これぐらいの薄さで充分。
 その他は、なし!福神漬けなし!しゃーない!
 総評、小倉競馬場は本当に小さな競馬場なので、多分JRAの競馬場の中で飲食店が一番少ないんじゃないかな。函館や札幌も小さいけど、キッチンカーが6台くらい常時入っていたりするので、小倉よりは多いとは言える。
 そんな中で、独立系として頑張っているカレー専門店ボントンは、ビーフカレーかカツカレーの二者択一という余計な小細工なしの、ストロングスタイル。小倉競馬場ならココという人もいる。開門から営業開始しているので朝ごはんとしても食べられる(他の店は意外と開門からは、やってなかったりする)。味も値段もお客の味方、ビールを頼めばサービスで小さい豆菓子一つ選ばせてくれるっていうんだから、その心意気が嬉しいじゃないの。いつまでも営業していて欲しい。

 

 余談になるが、下記リンクは食べログでのボントンの、あるレビューなんだけど。

tabelog.com

 競馬を全く知らない人が、競馬場の中のカレー屋に行きたいけど、「競馬がいつやってるのか分からない」「公式サイトを見ても営業日、競馬場の行き方、場所(多分駐車場の有無とか)が、すぐに見つからない」など、あ!競馬を知らないと、本当に何も知らないんだな!というシンジロー構文みたいな感想を抱いてしまった。
 その視点で見ると、確かにJRAのサイトっていうのは、当該レビューは2011年の日付だが、当時からサイト構成は殆ど変わってないはずなので、まったくの初心者には優しくない。
 今初心者向け情報としては、トップページの「馬券・JRA-UMACA」の項目に隠れているが、主に馬券購入に関してでしかない。そういう項目に加えて、いつやっているのか(土日にやっている)、競馬場はどこにあるのかなどを全部まとめて、すぐアクセスできるように、「初心者の方へ」ボタンリンクをトップページに表示していいのではないだろうか?
 実は、今少しトップページで待つと、

 このように、ちゃんと初心者向けのような情報が現れるのだが、そうではなくて、今、「競馬メニュー」から始まっている、ずらりと並んでいるボタンリンクのところに、若葉マーク付きで「初心者の方へ」というリンクが必要なのではないかと思った。
 本題に戻ります。

 

 元祖博多から揚げ専門店 田中屋、カツカレー1,200円。

 ルー部門
 粘度:とろっと強め(中~高粘度)
 具:無
 具内容:無
 甘味:1(0~3)
 辛み:2(0~3)
 コク:1(0~3)

 カツ部門
 種類:豚ロース
 衣粒:中くらい
 衣堅:ザクザク
 肉厚:2(1~3)
 肉大:3(1~3)

 その他
 薬味:福神漬け(赤)

 ルーは、業務用レトルトカレー系のようなもったり感と味わい。最初は辛くないかなと思っていたが、食べすすむと喉で辛さを感じてくるという今までにない系。ここもボントンに負けじと米が多い。続けて食べたので、結構苦しかった。米は安価な不揃い米系だが、カレーに混ぜてしまう前提であれば、気にするほどでもない。が、阪神競馬場でも書いたが、あんまり米にうるさくない俺でも、このレベルの不揃い米は気づくので、普通の人はダメかもしれない?
 カツは規制品系で、ザクザクとした食感。カツカレーには逆に手仕込みじゃない、こういう既製品や冷凍品の方があうと思う。手仕込み系は肉も衣もジューシーで、ちょっとオイリーに感じるから。厚さは厚くないが、大きさ(面積)は結構大きめで、値段が少し高いのはそこらへんか。
 その他は、福神漬けが少しついてくる。もう少しくれ(福神漬け好き)。
 総評、着席でセミセルフサービス(注文聞きと配膳はしてくれるが、水の用意と片付けは自分)レストラン、器・カトラリーは使い捨て系というミックス業態という、ユニークな形式。そこのカツカレー1,200円は、だから1,200円なのか、それでも1,200円なのか、コストパフォーマンスとしては判断が難しい。こうなるとボントンに軍配が上がるが、そもそも唐揚げ屋なので、という言い訳は立つ。

 

 銀座ライオン、勝つカレー750円と黒ラベル700円。

 ルー部門
 粘度:ややさらっと(低~中粘度)
 具:無
 具内容:なし
 甘味:1(0~3)
 辛み:0(0~3)
 コク:2(0~3)

 カツ部門
 種類:豚ロース?
 衣粒:中くらい
 衣堅:カリッ
 肉厚:1.5(1~3)
 肉大:2(1~3)

 その他
 薬味:福神漬け(赤)

 ルーは、中山の同名店の味に似ていると思うが、完全に同じというほど、舌に自信はない。辛みもなく、それでいてコクはほどほどあり、食べやすい味。ご飯は、程よい量。
 カツは、多分中山とは違って、既製品のサクサク系。これはこれで食べやすい。
 その他としては、福神漬け。もっとry
 総評、小倉競馬場で一番安いカツカレーがここである。ボントンより50円安い。しかし、ボントンは米の量が無限(無限ではない)。黒ラベル党としては、ここでビールを飲むのがスジだろう。特にこれ以上記すことはないが、不味いというわけではない。値段相応の価値はある。
 余談だが、カツカレーの提供は9時から。あと、これは一応断ってカウンターのメニュー表を撮影してきたが、

 シャンディガフとかもあるんよね。オシャレ(謎)。

 

 フィンズレストラン、スパイシーロースカツカレー1,500円。

 ルー部門
 粘度:さらっと(低粘度)
 具:多
 具内容:薄切り牛肉、玉ねぎ、マッシュルーム
 甘味:1(0~3)
 辛み:0(0~3)
 コク:3(0~3)

 カツ部門
 種類:豚ロース
 衣粒:大き目
 衣堅:カリッ
 肉厚:2(1~3)
 肉大:3(1~3)

 その他
 薬味:福神漬け(赤)、らっきょ、サラダ

 ルーは、カレーと言うよりは、ビーフハヤシに近い、欧風カレー系。ソースポットに入れられ、たっぷりの肉と玉ねぎと、一枚のマッシュルームが入っている(一枚はたまたまだろうが、まぁ、玉ねぎに比べれば、少なく入っていると思う)。辛みはなく、とても食べやすく、たっぷりの具材が入っているので豪華感ある。これだけで、十分なコストパフォーマンスを発揮している。
 カツは、厚め、大き目で、手仕込み系なので、オイリー。よく言えば、ジューシー。個人的には、ジューシーすぎる手仕込み系は、カレーに合わない、だからカツカレーってあんまり好きじゃない。
 その他としては福神漬けにらっきょ。らっきょはコストが高いので、やはり、1,500円取るレストラン業態ならではの、付け合わせだろう。
 総評としては、JRA競馬場四番目の高価格カツカレーだが、その値段に見合った内容と味だと思う。箸袋がニッコクトラストだったので、どっちかな?と思ったが、当たりのほうだったようだ。サービス係も十分な人員が配置してあり、贅沢だなぁと感じた。
 営業は10時30分から。

 

ニッコクトラストとは、病院・企業などの内部で営業する施設系給食・レストランを運営する、老舗・最大手の会社のひとつ。場所やスタッフによっては、「まずい病院食・社食」と呼ばれてしまうため、名前を聞いただけで「ニッコク!?」という反応をする人もいる。

 

 以上、小倉競馬場のカツカレーでした!
 一日二食×二日だから、こなしてきたが、阪神みたいに一日三食×二日は、もうそんな無茶は聞かない歳なんだぞ、本来俺は(謎
 他の小倉・博多グルメは、競馬場旅行編のときに紹介を回す。かもしれない。競馬場旅行系は下書きが溜まりすぎて早く消化しないとダメだとは思いつつ。まぁ、しばらくは旅打ちにでる予定はないので、春までに全部アップするという方向で。

 

 馬券に関しては、土曜は朝から42倍の三複を取ったり、色々馬券を取ったが、取られてもして、若干マイナス。
 日曜は、小倉の天候がやや崩れ気味で、それならばと逆に小倉に傾注し、◎だけで言えば、小倉は7/12レース3着内、複勝率75%!複勝圏から外れた3レースは、

 やっぱり丹内、足んねえじゃねーか!(#^ω^)ビキビキ
 狙ってやったわけじゃなくて、マジで結果こうなって、自分でものけぞった。最終レースも、とんでもない最後方から進んでて、いくらなんでも足りねえだろ!!と思ったが、最後は足りるんだもんなぁw
 しかし、全体としては、最終レースまでノーホーラ。当日は三連複を主に買っていて、軸と相手1頭は来るが、あと1頭必ずいらないのが絡んできて外れ続けた。最終は三戦二勝だったが、そんなのは焼け石に水で、二週前の京都に続き、小倉も負けて帰るのであった。しばらくはおとなしく籠ります。