自宅なので、カツカレーなし。代わりに、スープカレーを作っておいて、土曜の朝飯に食べてた。写真なし。
今週も下半期運勢変わりで馬券はバシバシ当たってるが、他人の単純な当たった話を読んでも面白くはないだろう。そう考えると、「馬券がはずれた」を昇華させ、毎週読ませた、藤代三郎先生は偉大過ぎじゃないか？
決して真似したくないけど。
今週は他に語ることがある。
9日（日）20時～22時に、グリーンチャンネルで日本初公開となった、ランフランコ・デットーリのドキュメンタリー映画「DETTORI」が、とても、本当に、凄く、良かった。
予告編。日本語字幕は入ってないが、実際の放映時には入っていた。
このブログを読むぐらいの人なら、彼がどういう存在か語ることもない。だからこそ、今これを読んでる人は、このドキュメンタリーは見るべきだ。といっても、日本語字幕版はグリチャでしかみれないし、再放送は7月23日20時～22時だけど。
※最初の数分は合田さんによる作品紹介、映画は21時40分ぐらいまで。
2020年コロナで競馬が無くなったフランキーの密着、そこまでの彼の半生の振り返り、ワンショットによる独白、この3つが入れ替わりながら話は進んでいく。世界一の騎手だが、光影色濃い人生模様を改めて見ると、圧倒しかされない。
特に同じ騎手という存在である父ジャンフランコとの関係は興味深い。トップジョッキーゆえに支配的な子育てだった父は、一時期息子から絶縁までされていた。しかし、50歳になった息子は、80歳を超えた父に、レースが終わるごとに電話をかける関係に戻っている。当然父は褒めない。あそこはああした方が良かった、それはこうすべきだったと話す。それを聞いて、チャオと言って息子は電話を切る。
このドキュメンタリー映画のタイトルの下に表記されている「Show me how good you are！（あなたがどれだけ凄いのか見せてよ！）」は、奥さんから投げつけられた言葉だそうだ。薬物事件を起こし、復帰したものの上手くいかず、周囲から終わった人間と思われ、引退の瀬戸際に立たされた時、奥さんが激昂して叫んだ。あなたはいつも自分は凄いんだ、凄い騎手なんだって言ってるじゃないの、今、その姿を見せてよ！それを聞いて、弱気になっていたフランキーは、奮い立ったそうだ。そうだ、見せてやる、やるしかないと。そして今の復活がある。
父から常にプレッシャーをかけられ、奥さんからも発破をかけられ、それでやっと騎手として成り立っているフランキーを見ると、彼も人間だなと思うのと、いや、普通の人間じゃ耐えられないよとも思う。
フランキーは子供が5人いるが、そのうちの娘エラが騎手の道を歩み始めたとき、「三世代になるんだよ、どうなるんだろうね。彼女が騎手になったときに、自分も一緒にレースにでていると……」と言って、彼が表情を作ったところも良かった。
そして、三世代がどうなるのか示唆するようなラストシーンは、ほんと、ここの親子関係って業が深いし、とてもエモいと感じた。
話は前後するが、フランキーが薬物事件で騎乗停止中、子供たちを食べさせるためにコメディ番組出演などで糊口をしのいだことや、若いころのバラエティ番組の出演シーンなどを見るに、「あ、これ、完全に武豊やん」と思った。技術職の人間は職人然として大衆を相手にできないが、頂点に1人独立してる超人は大衆をどう扱うか、大衆にどう扱われるか自分で支配できる。武豊も二世ジョッキーとして、親父を超え、若くして頂点に立ち、それでいて世間受けが抜群。欧州にフランキー、日本に武豊あり。
少なくとも、フランキーを知ってる競馬ファンなら必見の映画。初心者が見てもあまり面白くないかもしれないが。
最後に、お前、本当にバリバリ馬券当たってんのかよ！？と思われるのも癪だし、ドヤりたいので、そっち方面の話もしておくと、中京芝2200ｍで、川田が1人気に乗ったときは、この記事を執筆中までの過去3年（13－0－0－1）。土曜日該当鞍（中京9）があり、三連単1着付け6点で的中。7月の第1週にも同じ条件があり、そこも同じく三連単1着付け6点で的中してる。
これはnetkeibaで参加中の俺プロという馬券勝負企画だが、中京9以外は指定レースなので参加し、当日は三戦全的中。ただし、二戦はトリガミ！
日曜は指定レースの重賞だけ参加して、両方とも的中。今週は的中率100％！
ただし、プロキオンSは保険の縦目だけが当たってトリガミ、七夕賞は、実は本命は馬番が隣のテーオーソラネルだった……。ボタンを押し間違えてセイウンハーデスになってしまい、それが単勝馬連バチコン的中してしまって、スイマセンスイマセン。
あれ！？どんだけすごいか見せてみようと思ったけど、大したことなくね！？Show me how good you are！？
