競馬場のカツカレー

カツカレーはあまり好きじゃないが、競馬場と言えばカツカレーだろうということで、カツカレーを食べる。

8月26日(土)、27日(日)

 今週は競馬(馬券)のことを多く話そうと思う。なるべく読んだ人にもプラスになるような話も含めながら。多分千文字超える、すまん。


 全レース予想をして年間◎単回百超をしている身ではあるが、今週は冴えた予想ができず、消去法的に1人気に◎を打つことが多かった。そうなると、的中率はまぁまぁでも、当然回収率は伸びないので結果は地味に100%割れ。
 馬券としても、単勝を勝負馬券としている今夏のマイルールでは1人気の単勝は買わない。上述のようになると、元々少ない勝負レースがもっと少なくなってほとんど買わなくなるので、「究極の馬券必勝法は買わないこと」からすれば、良いことではあるが、選んだレースも全部外れ。不幸中の幸いとしては気分が乗ってなかったので額は大分抑えてたので、日曜の本当に最後のレース、新潟最終R発走前までで、地味な額の負けで一回当たれば何とか取り返せそうという感じ。

 この時の賭け方は、簡易ケリー基準を導入していて(ケリー基準や、応用型のケリーの公式等は、詳しいことを知りたい人は検索してもらうとして)、実際に使っていたのは「総予算に対してn%の額を、1Rで使う最大額にする」というもの。今回は「5%」を設定していた。
 簡単な例を作ると、総予算1万円で、5%設定だと、1Rで使える額は「10,000×0.05(5%)=500円」。もし、初回最大の500円使って外れた場合、次のレースで使える最大額は、予算1万円から500円引いて「9,500×0.05(5%)=475→400円(馬券は100円単位だから10の桁以下切り捨て)」となる。
 連敗しても手元の予算の減りを鈍化させることができるのがメリットだが、負ければ負けるほど使える額が少なくなり、一発大逆転の要素が薄くなっていく。但し、そうなると買い目を絞ることになるので、予想と決断が研ぎ澄まされていくこともあるので、一点賭けで穴目を取ることも何回もあった。が、基本的には「負け続けて、最後に終わっときに、いくらかでも手元に残すことができる可能性が格段に高くなる」効果と結果を狙うもの。特に数多くレースを買う人はこの簡易ケリー基準を導入した方が0にはなりにくい。
 自分は、気分が乗ってると大爆発するが、そうでないときは地味な結果しか生まないタイプだと分かっているので、今週は乗り切れないと感じて簡易ケリー基準でやり過ごしていた。

 

 時を戻そう。
 日曜新潟最終レースを迎えて、地味な負け額でこのまま今週は負けを飲んでもいいと思っていた。実際小倉最終、札幌最終と賭ける気がなかった。が、新潟最終はちょっと気があった。なぜかというと新潟最終ダ1200は顕著な例が二つあったからだ。
 一つ目は、なぜかこのコース、指数の裏付けを持つ馬に石橋騎手が乗ると、手元のデータでは複勝率90%以上ある(あった)。あったというのは、この一か月で手元の指数の集計法を大改革して、旧集計法だと90%超だった。ただ、新集計法でも1-4-2-1で、8鞍中7鞍圏内複勝率87.5%という驚異的な数字。同期間内すべての新潟ダ1200での、石橋騎手の成績が3-4-4-14で複勝率44%なので、馬券内のほとんどがこの高指数馬で稼いだ結果になる。そんな指数なんて持っていないという人向けに話せば、単純に2・3人気で2-4-2-0で複勝率100%、ちなみに1人気に推されたことはないと言えば、謎の異常事態が起きてることが分かってくれると思う。
 二つ目は、今開催の新潟ダート全距離、といっても、1200と1800しかないが(設定上他に1000、1700、2500を取ることができる。が、2500が年1回組まれるに対して先の二つは現在施行されてない)、まったく雨が降らない影響か、路面がぱさぱさの超乾燥で、全体時計に対して末脚のない馬は伸びず、逆に末脚がしっかりしている馬が来ていたので、新潟ダートの予想は、ここを判断材料としていた。
 以上から既に軸は石橋騎手騎乗の2人気ベネロングポイントが不動と決まっていた。前走東ダ1600を逃げて1分37秒2、上りも36.7使えてるなら両方合格。ただし、勝ち切れない傾向があり、単勝は買えないので、他の券種にして、ケリー基準も非適用で買ってみるかという気になった。

 

 いきなりだが、競馬ラボという競馬情報ポータルサイトの無料メールマガジンに掲載されている「ぐりぐり君」というコーナーがある。これは、当日発行された競馬専門紙の本紙担当の◎が全紙一致、もしくはー1紙(関東7紙中6紙とか関西5紙中4紙ということ)の印が打たれている「専門紙各紙全員が◎を打っている=こいつは堅いぐりぐり鉄板だぜ!」という状態になっている6R以降の馬を紹介してくれている。
 このぐりぐり君馬、今使っているノートPCのTargetで集計している分(2019年~)だと、全紙◎(914頭)で勝率49.7%、連対率66.8%、複勝率77.6%、単回87円、複回89円。ー1紙◎(1,543頭)だと勝率39.0%、連対率57.1%、複勝率70.1%、単回80円、複回85円となっている。そのまま単体で買い続けても儲からないが、馬券内率だけは1人気平均より高い確率になっているので、興味がある人は無料メールマガジンの登録をしてみてはどうだろう。当日の午前11時半ぐらいにはメールが届く。別に案件ではない。心配しないでくれ。安心してくれ。

www.keibalab.jp

 そして、新潟最終にはー1紙ぐりぐり君馬がいた。それが1人気のレディアスだった。相手としてはこいつはまぁ、必須かと思った。見比べると前走はレディアスが東ダ1400、ベネロングポイントが東ダ1600の違いはあるが、ベネロングポイントのほうが価値が高く、また、それとは別に前走同じ東ダ1400を走ってレディアスと比較しやすいリングストゥワイスのほうが、ベネロングポイントに匹敵する内容に見えた。リングストゥワイスが人気ないなら妙味あるなと思って人気を確認すると、これがまぁ、なんと3人気。そうそう競馬ファンは甘くないなと思った。
 これは1~3人気堅い決着か?と思ったが、さらに馬柱を眺めていると、10人気ロイヤルソウルの前走がレディアスに匹敵して、上りはロイヤルソウルの方が上。となると、今の新潟ダートではロイヤルソウルが来る可能性もあると思った。

 買う馬は四頭に決まった。最初は石橋から流して馬連、三連複かなと思った。が、「選んだ馬が四頭、三複を買う時に軸から流すなら三点、BOXにしても四点で一点増えるだけ、(よっぽど強い強弱つけて、一番額を張らなきゃいけないのが増える一点の方じゃない)ならこの場合だけはBOX買え」を教義としている(謎)以上、未練たらしい馬連もやめて「四頭で来たらラッキー!」ぐらいのさっぱりとした気分になって、馬連分の金額も振り替えて、三複四点だけを購入。安目でも最初の設定予算からプラスが出るようにし、賭けた額も「今までの負け分+これぐらい賭けて外れても別に泣かん、今週はこれぐらいの負けは飲むわい」程度にはしたが。

 

 レースは直線、1~3人気の三頭が抜け出して「あ!これ当たったわ!一番の安目だけど、それでもプラス出ちゃうからやったね、ラッキーラッキー!」と思っていた。そこに、実況が

「外からロイヤルソウル!」

 ロイヤルソウル!?ロイヤルソウル!!うおおお!!お前絡め絡め、お前が絡むと話はもっと違う!!となり、リアルガチ(出川語)で「おほおおおおおおおおお、おほおおおおおおおお、おほおおおおおおおお」と奇声を上げていた。テレビ画面には自分が選んだ四頭しか映らず、これで大勢決している、石橋が外れてもBOXにしているから当たる状態。いや、これBOXにして正解だったろ!!と脳汁ドバドバ、そして決着はなんと10人気のロイヤルソウルがそのまま差し切って1着、絶対軸の石橋ベネロングポイントは2着、ぐりぐり1人気のレディアスが競り負け4着のド高目ツモ。206.7倍の万馬券。一気にプラス転化はもちろん超大幅プラス。大逆転大勝利だった。

 

 さて、今週分の内容を纏めると

・地味な賭け方を許容できるなら、簡易ケリー基準で、数多くレースを買っても、最後にお金がいくらかでも残る可能性がある賭け方があるよ。
・新潟ダート1200は来週も土曜に二鞍あるけど、石橋騎手が2・3人気なら高確率複軸相当だよ。
・新潟ダートは来週もあるけど、引き続き雨が降っていないなら、同じ価値を持つ走破時計の馬の比較をした場合、上りが強い馬を上に取るほうがいいよ。
・競馬ラボの無料メールマガジンに「ぐりぐり君」という高確率馬を紹介してくれるコーナーがあるよ。
・選んだ馬が四頭だけで三連複買うなら、軸流しだと三点、BOXでも四点。特に均等買い(買い目全部同じ金額)だったら、一点増やしてBOXにしちゃったほうがいいんじゃないの?諸条件で流しのほうがいいというのはもちろんありますが、「四頭なら、軸流しだと三点、BOXでも四点、一点しか違わない」ことだけは覚えておいて損はないよ。
・新潟最終で万馬券当たって富豪になったよ(ドヤ顔

 ということを話すがために、四千文字近く、通常の千文字更新の四倍を使ってみました。

 

 最後に競馬ラボの表の顔、血統評論家の水上学氏はYoutubeチャンネルもあり、重賞予想・馬券の買い方講座なんかもやっている。競馬ラボスタッフのカノウ君の穴予想は破壊力がある。

www.youtube.com

 というのを紹介して、終わり。お疲れっしたー、あじゃじゃしたー!