競馬場のカツカレー

カツカレーはあまり好きじゃないが、競馬場と言えばカツカレーだろうということで、カツカレーを食べる。

5月20日(土)、21(日)

 今週は外出せずに自宅競馬だったのでカツカレーは食べてないが、写真だけは用意した。

 

 これは改装前の京都競馬場指定席フロアにあったカレーショップ・シルヴァーのカツカレー、1080円。2020年2月の時の写真である。え?カツ乗ってる?って言われそうなので、囲った画像が下記。

 

 ここに通常サイズのカツが1枚乗っている。
 ということを考えて、よく画像を見てほしい。米の量が尋常じゃない。らっきょ1個の大きさからも考えてほしい。米の量が尋常じゃない(大事なことなので2回言いました)。
 丼2杯分は盛られていたと思う。出てきたとき思わず「うっ、死ぬる!」と覚悟したし、これを食べていた時に中年男性二人に連れられて入ってきた美人のお姉さんが、
「私、カレーにしようかn……ご飯は、ほとんどいりません!!」
 こっちを見て、全力で店員のおばあちゃんに伝えていたレベル。
 となると、量と値段が釣り合ってないからコストパフォーマンスは抜群に高いし、味は美味かったが、とにかく残さないで食べきるのに必死でほとんど味わってない。

 シルヴァーは新京都競馬場になって、無くなってしまった。
 某競馬月刊誌に「新京都競馬場の飲食店入札に店が集まらなかった」という記事があったが、まぁ、そうだろうなぁと思った。
 馬のレベルは西高東低だが、ファン層でいえば東高西低、関西圏では競馬は関東に比べると人気がない。指定席の予約も東京・中山はG1日以外でも取れないの!?ってことはあるが、京都・阪神は割といつでも取れる。そういう意味でもホースパーク化して関西圏での集客を上げたかったんだろう。京都競馬場もこのままにせずに、次の一手を打ってくるのを期待する。新京都競馬場でもカツカレーは当然食べる。


 今週の競馬からは、なんといってもJRA-VANPOGでシェア賞狙いの戦いで、自分の指名馬二頭が出走し、どちらも見事勝ち切ったことが一番大きい。現在賞品確定ラインの1000位以内にいるが、この二勝で200位ちょい順位がジャンプアップしたので、来週の最終週が来ても確定したんじゃないかと思う。
 そして、来週は来週で葵Sに指名馬のカンチェンジュンガが出走予定なので、ここも賞金を加算できれば有終の美、勝ってくれればなお嬉しい。

 馬券はやはり天気に左右され、渋った土曜はほどほど、晴れた日曜は絶好調。
 メインだけに限れば、土日6R中5Rが的中。外れたのは大荒れした韋駄天Sだけだが、今開催の千直は固めの決着、8R中5R的中だったので、外れた分以上儲けさせてもらっていた。それ以外にも日曜は狙いすまして絞った三連単などもバシバシ当たって大幅プラスだった。

 オークスはもう日曜の朝早々に買って、払い戻し額が均等になるように買ったが、コナコーストだけはどうしても買いたくない相手で、ここだけは最低限賭けた分だけ戻ってくるだけ買って、あとはプラスが出るようにしておいた。来年のオークスもこういう(予想はしない)買い方をすると思う。
 レースは圧勝まかしょードッコイショの内容で、牝馬三冠だろうなぁということしか感想がでてこない。それよりも、川田が一皮も二皮もむけて、自分が現在日本人No.1ジョッキーなんだという自覚と責任感を持って騎手という職業をこなしていることが見て取れた1週間だった。
 念願のリーディングを取り、自分を先導してくれた福永が引退し、頂点に独立独歩立っている、追われるだけの立場になったからこそだろう。あんなにファンに向けてレース前、レース後に語りかける川田なんか数年前では想像がつかない。

 

 もう少し具体的にいこう。
 リーディングを取る前の川田のインタビューと言えば、拙いインタビュアーの質問に「先ほども申し上げましたが」「何度も言うことになりますが」という文言が頻発していたが、これは怒っているのではなく、川田なりに、騎手として発言しなければいけないし、真面目に考えて、「結果的に同じことの発言を繰り返しますがよろしいですね?」というニュアンスの発言であった。しかし、まだまだ若さもあったし、表情も崩さずに喋るし、日ごろの説教キレキャラということもあり、競馬ファンからいじられる始末だった。

 しかし、オークス前の共同記者会見の「繊細な女の子達のレースで、スタンド前発走なので、2秒だけ静かにしていただければ」という発言では和やかな表情を作りながら、真剣に発言していた。口さがない馬券親父達からは「自分の馬がイレこまないようにする、場外戦術だ」と言う者もいたが、あれは「誰かが言わねばならない、誰とはトップジョッキーだろう」ということから、責任感から出たことであろうというのが俺の妄想。

 武豊はもっと大きな、競馬界全体に対する存在、都度都度の実務レベルの話は自分がやらねばならないだろうというのが今の川田なのではないだろうか。
 そういう意味では福永という存在も、色々大きい。福永は結果的に武豊と川田に挟まれている。武豊になりたかったけど、なれずに涙を流した福永を見て、今の川田がある。ファンに対して何か発言できないか悩み、西日発言で叩かれ、ツイッターを諦めた福永を見ていたからこそ、今の川田がある。

 本当、福永って失敗が成功よりも色濃い、味のある人物なんだよなぁ。長くなったからここで、福永の話で終わってしまうけど。