競馬場のカツカレー

カツカレーはあまり好きじゃないが、競馬場と言えばカツカレーだろうということで、カツカレーを食べる。

4月6日(土)、7日(日)

 今週は書くことがいっぱいある。千文字じゃ終わらねえからな!覚悟しろ!(いつもは千文字で終わるとは言ってない
 ただ、うちのブログ、最近訪問者数が爆発的に多くなってるんだけど、80%が京都競馬場グルメ旅行記事で、15%ぐらいが阪神競馬場グルメ旅行記事の閲覧なので、毎週の記事を読んでる人は1%ぐらいしかいない。
 それでも、毎週の記事に、はてなスターくれる奇特な方々がおられるので、ありがとうございますありがとうございます(平身低頭、五体投地、頭蓋骨へこむ土下座連打)。
 その代わり、目次入れておくわ。

 

クラシックレース第1弾、桜花賞

G1翌日のお楽しみ

 最近のG1の翌日のお楽しみは、このもきゅもきゅ?お馬さん達での、レース再現動画。

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 これほどまでに強いのかー↑※元ネタはドゥラメンテ皐月賞、その娘リバティアイランドのオークスの地上波実況。

 

POG観点と馬券観点と今年の話

 POGをやっていると、春のクラシックレース4つは、予想は真剣にはしないし、馬券は大半のケースで、キャンペーン分ぐらいしか買わなくなる。
 指名しているのに、下手に予想して指名馬の評価を下げた時に優勝してしまったら、「なんで1着の馬券がねえんだ」と悔やむし、もっと悪いのは指名馬が絡まない馬券買って、指名馬が来てしまって馬券を外す、なんとも馬鹿らしい。
 あと、指名馬が来なくて当たるのは空しいけど、お金は大事だから、これはまだセーフとするか……。
 最後に残った、指名馬も来ないし、馬券も外すのは……仕方あるまい……。

 よってPOG民は、レース後モヤモヤしないため、勝ち方・負け方にも美学を通す必要がある。
 指名馬が絡む馬券を買いながらも、指名馬が負けるならこういう馬・形を表現する馬券を買う。そうすると人によっては無駄な点数も増えるだろうから、なるべく額を抑えて、「春のクラシックレースは儲けるんじゃない、観るもんだ、観戦料!」と思ったほうがいい。これなら指名馬も来なくて馬券も外れでも、何とか堪えられる。

 今年桜花賞に辿り着いた指名馬はアスコリピチェーノ1頭。
 馬券は単勝200円と、馬連流し相手はステレンボッシュ、コラソンビート、スウィープフィート各100円で計500円(キャンペーン条件分)。
 結果、アスコリピチェーノは2着、優勝はステレンボッシュ、少額買った馬券は馬連だけがヒットで、120円のプラス。
 四角、アスコリピチェーノ北宏は、上手くステレンボッシュモレイラの進路を抑え込めず、そこをモレイラが見逃すわけがなく、進路修正してきた北宏をバカーン!と弾き飛ばして、勝負あり。ほんと、モレイラの前って不思議と開くんだよなぁ……。

 牝馬は毎年ギャロップの誌上POGで該当G1優勝馬を指名出来ているので、個人的には牝馬のクオカードを貰うことは牡馬よりは簡単だと思っている。今年はアスコリピチェーノとレガレイラ(これは牡馬相手だけど)で、既に1枚づつ獲得している。
 現代では、投薬や馴致技術や知識の発展により、牝馬の生理現象を昔に比べてコントロールしやすくなったといわれており、早くて速くて強い馬が、素直に結果を出す。力関係が早い段階で大体固まってしまう。
 牡馬三冠は2005年から3頭しか生まれてないが、牝馬三冠は2003年から6頭生まれている。同じぐらいの期間で二倍違うことを考えれば、最初の一冠を取った馬が、そのまま以後も力関係が変わらずに通用する。また、軸になる馬以外でも、阪神JF桜花賞までは大体同じメンツが顔を揃える。
 なので、今年も阪神JFが基準、そのワンツー決着が再度ある可能性は高いとは思っていた。何かあるならチェルヴィニアと思っていたが、ルメール騎乗不可・大外で思い切って下げた。
 今年の桜花賞は前走から1・2着入れ替わりだったので、近いところではシンハライトとジュエラー、もう少しさかのぼればウォッカダイワスカーレットを思い出した。これらはチューリップ賞桜花賞だったけど。
 オークス桜花賞からは一転、絶対的能力がある軸馬以外は、距離の問題が出てくるので、ここが牝馬戦線の変わり目になることはある。
 今年はステレンボッシュは大丈夫そう、アスコリピチェーノはどうかな、能力は負けてないと思うが、父ダメジャーの距離不安と、モレイラと北宏の差が……?3着ライトバック、4着スウィープフィートはオークスの方が良さそうだし?となると、オークスは今年は堅いか?

 余談だが、モレイラは短期免許要件の関係上、今年6月の期間終了までにG1を2勝しないと、以後短期免許での騎乗が出来ない。もう1勝した。あと1勝するまで、来週からG1はモレイラの単勝だけ買ってればいいんじゃねえかな!?

 

皐月賞とダービーの本命は一緒にしろ

 翻って来週は皐月賞
 今年はPOG指名馬が特別登録の段階で4頭いる。アーバンシック、ビザンチンドリーム、ホウオウプロサンゲ、レガレイラ。毎年必ず皐月・ダービーと指名馬が辿り着くんだけど、ダービー馬は指名できてないんだよなぁ。「一国の宰相になるより、ダービーオーナーになるほうが難しい」という言葉を痛感する、ペーパーオーナーだけど。
 牡馬クラシックは牝馬クラシックとは逆、2歳戦からはガラリと様相が変わるし、力関係はいつでもひっくり変わる。そして、今年は74年ぶりの牝馬皐月賞制覇かなんて言われてもいるから、分からん……。

 しかし、それだからこそ、牡馬クラシックには牝馬クラシックにはない、作法がある。
皐月賞とダービーの本命は変えるな、一緒にしろ、セットだ」
 これは元々はどこかのトラックマンが言っていた記憶が薄っすらあるんだが、内容としては上述のPOG観点的な話と似ている。POG民向けの言葉ではなく、馬券購入者も含めた全競馬ファンに対しての意見だった。
 それが個人的には腑に落ちた。
 つまり、三歳牝馬の大目標が桜花賞、それが終わってオークスがある。三歳牡馬は大目標がダービー、その前に皐月賞がある。この違いがあるんだと。皐月賞で負けてもダービーがある。
 皐月賞馬が本命だった人はそのままダービーでも本命にするだろうが、皐月賞で負けてダービーで本命を変え、そしたら本命外した馬がダービー勝っちゃったら、悔やんでも悔やみきれない。
 また、データ上、皐月賞で負けた馬がダービーで覆すのは着順のいい方ではなく、人気順のいい方のほうが好走率が良い。つまり、皐月賞出走前の段階から多くの人に支持=大目標ダービーで好走する能力があると思われて支持されている=ダービーで巻き返してくる。
 競馬の祭典、ダービーを、心の底から隅の隅まで漏れなく後腐れなく楽しむには、皐月賞から決めた馬を信じぬけということ。
 ただ、今年のレガレイラは皐月賞オークスらしいから、これは……?

 

競馬新聞の話

各紙、紙面リニューアル相次ぐ

 春になって競馬新聞界では紙面リニューアルが相次いだ。きっかけは東京スポーツ(以下東スポ及び各系列○スポ)だろう。
 4月第1週から金・土版(つまりJRAの出馬表が掲載される日発行分)のみ、180円から250円に値上げ。但し、系列の九州スポーツは値段据え置き、元値が160円で朝刊。
 それによって変更点が、
 ・特別レースに中間時計&一週前時計を掲載(一般レースは追切のみ)
 ・陣営コメントを全レース掲載
 ・第三場馬柱も主場と変わらない大きさに
 ・主場の特別レースには田原爆穴指数馬三頭が掲載
 ・「Vサイン」という各レース付属のミニコーナーが廃止
 ・カラーである1面と最終面はインタビューや予想記事に
 ・上記に伴い、メインレースの馬柱でも中面に移動しモノクロ掲載

 どんなものかと試しに日曜版(土曜発行分)を買ってみた。
 元々東スポの馬柱は個人的評価として競馬新聞界第2~3位の見やすさではある(1位は競馬エイト、馬柱だけは競馬新聞界最高最良)。ただ、唯一の弱点は生産牧場の記載がないことだね。
 今回の変更点で良いところは、田原爆穴指数かなぁ?たまたまかもしれないけど、日曜中山10コスモフロイデ8人気2着、中山11ファーンヒル9人気2着、阪神9ヒヒーン4人気3着、阪神11ライトバック7人気3着、阪神12マルカアトラス8人気3着と、7レース中5レースでピックアップ馬の内1頭が馬券に絡んでいる。あとは陣営コメント全レース掲載はコメントも読み込む俺としては嬉しい。コメントが結構長いw
 悪い点というか、これは結構批判多そうかもなと思ったのが、メインレースがカラー版じゃないことかな。予想自体には影響はしないけど、実物をみるとワクワク感がなかった。

 いずれにせよ、多分馬柱が載っている新聞では購買者数が一番多いと思われる東スポが大改革を断行したことによって、日刊ゲンダイと馬サブローも紙面リニューアル。
 日刊ゲンダイは、値段据え置きで全レース馬柱掲載(今までは第三場は特別から)。
 これによって東スポが唯一担っていた、「180円で全レース掲載で、前日夕方から予想出来る競馬新聞」のポジションを奪いに来た。ただし、これは実物を見てないから分からないが、前半のレースの馬柱は多分ミニサイズ(過去走は二走分とか)。
 馬サブローは20日開催分から、全ページオールカラー化を予告。
 値段については記載がないが、多分据え置き?オールカラーになると何が変わるかというと、現状馬サブローのカラーページの馬柱は、出走馬同士で対戦経験がある過去走は、最大5レース分色分けされているので、戦歴が分かりやすくなる。
 紙媒体は価格面で自社他社含めてネットサービスより高いので、売り上げ部数を下げているであろうが、紙面づくりという基本があるので、こういう変更は大いに結構。どんどんやるべし。

 

今使っている競馬新聞は馬サブロー

 今年から長年愛用していた競馬エイトに愛想をつかして、初心者のころに使っていた東スポに一瞬出戻ってから、馬サブローに切り替えた。
 競馬エイトに対しては可愛さ余って憎さ百倍みたいな、愛憎があるが、それについては何度もここで文にしているし、いつか「競馬エイトのここが良いけど、ここが滅茶苦茶ダメで破きたくなる」を纏める纏める言うて、またいつもの纏めない詐欺。
 競馬新聞を使う理由は、いろいろ赤ペンで書き書きしながら、自分の頭を整理しているから。それに伴って馬券になる情報が載っていると良い。あと、過去走の不利とか、陣営コメントを確認したい。
 まだ使い始めて二か月ぐらいだが、馬サブローの良いところは、まず、陣営コメント超強気マーク(コメント黒二重丸)と、調教抜群判定馬の馬券確率がしっかり高い。
 次に、NF系外厩帰りの情報と判定が載っていて、人気の外厩帰りは大体馬券に来るし、「こんな馬来るの?あ!外厩帰りか」という馬が、これは偶にいる。
 最後に、どの新聞の本誌予想も、あまり当てにしない性質だが、馬サブロー本誌予想はちょっとだけ捻って◎が打たれてあって、それが会心のヒットを生んでいることが、他の本誌予想に比べて率が高いように感じる。
 悪いところは、馬柱が滅茶苦茶見にくいんだよなぁ。過去走の、走破時計より騎乗騎手の方の名前がでかく表示されてるんだもんw
 あとは、選んだ理由としては全レース予想だけはするので、36レース掲載されているのは必須条件だった。
 おまけで、馬サブローのいいところを上げておくと、関東と福島競馬場でしか実物を購入できないが、コンビニプリントは全国のコピー機で購入可能。実物は550円で、コンビニプリントは600円、50円の差しかない。競馬エイトは550円を800円で売っている。おい、エイト!!(愛憎

 

騎手とか厩舎の話

福永厩舎初勝利、続いて二勝目も

 いやぁ、半年とかかかると、初勝利時のファンの爆発さが怖いから、早く勝ってくれとは思っていた。
 初勝利は福島だったが、すぐに二勝目を臨場している阪神で達成。鞍上はいっくん好き好き引退式号泣ユーガさん。口取り式では、騎手時代の名残が抜けずに、突っ込まれる一面も。

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 しかしですね、多分福永厩舎ファンの大半は武豊と福永師の口取りを心待ちにしていると思うんですよね。いつかなぁ?
 現役時代から「調教師向き」と言われていたし、周囲から、かなり手厚いバックアップがあったとはいえ、この勝利は結構早いよね?もしかしたら、本当に名伯楽なのかもしれんぞ!?

 

新人は長濱君一択?二年目石田君待望の初勝利

 今週は新人の長濱君が4勝。

 新人インタビューで「直線で追う姿を見て欲しい」と一味違う受け答えをしていて、その通り、新人では一人だけ追い姿が違って、初週馬券にはならずとも、後ろからグイグイ追ってきていた。他の新人がまだまだ「馬に乗せてもらってる」状態でリズムがあっていないのに、もう「馬に乗っている」。
 今週は買わなかったが、これはここで言ったか、Xで言ったか忘れたが、前回は単勝勝負で取らせてもらった。これはちょっと抜けていませんかね、今年の新人の中では。
 根本厩舎所属なので、丸山・野中・藤田と兄姉弟子が多いのは環境が良さそうだが、なにせ一流馬みたいなのはいないので、馬質で苦労しそうとはいえ、30勝・新人王なるか。今週の結果でそれなりの馬も集まってくるだろうし、注目ですねえ。

 それとは別に二年目の石田君が、待望の初勝利。
 最近掲示板内までの争いも見れるようになったし、2着も何回かあった。一年目は全然だったが、見違えるように良くなっていたから、当然だと思う。しままさん(永島ま騎手)も二年目で爆発的に巧くなったし、「三日会わなきゃなんちゃら」の言葉もあるから、若者は頑張って欲しいですねえ。

 

やはり、今一番馬券的に美味しい騎手は長岡

「通算百勝が見えてきて、今年の長岡は一味違う」
 とか言っておきながら、日曜福島9ナイトアクアリウム7人気1着が買えなかった!いやいや、無理だよ!いやいや、分かったよ、もう長岡の単勝だけ買ってりゃいいんでしょ!?

 これは今年の長岡の成績だけど、充分儲かる。いやぁ、長岡チャレンジやるべきかぁ。

 

ミライまた同じことをやらかす

 先週バチボコにディマイザキッドのミライの騎乗に愚痴ったが、同じことを日曜阪神最終でやらかしていて、なんやこいつはと顔を覆ってしまった。

 普段は自作の、「過去走の走破時計を、競馬場間・馬場状態などを、今回のコースの時計に換算させたらどれぐらいの時計になるの?新聞」を使って予想しているんだけど、え!?自分で新聞作ってるくせに、競馬新聞も買うの!?うるせえ!紙に書かねえと分からねえんだよ!あと、不利とかコメント読むために買ってるんだよ!という寸劇は置いておいて、グーデンドラークの換算時計が良かったので、こいつを軸にしたかった。二番目はアウトレンジ。
 しかし、ミライ騎乗のテーオーグランビルの指数が高すぎた。勝率53%、連対率73%、複勝率81%もある、お手上げ級。仕方ないので本命をこれに振りなおした。
 レースはディマイザキッドとまったく同じ、内埒沿いピッタリに張り付いて道中ハマって動くに動けず、インも開かないから、直線外に出すも届くはずのない4着。しかもこの馬は、前走ダート初戦でキックバックを嫌がっているのに、前走よりさらに悪い位置に持っていく。
 頼むから、こういう馬に乗ったときは、しっかりしてくれ!乗鞍なくなっちゃうぞ!?まぁ、エージェントが関西一の人間だから、乗鞍には困らないんだろうけど、お前とか武史がしっかりせんと、これからいかんやろ!?

 

福島は平坦コース?

 福島開催が始まるたびに思うが、陣営コメントや競馬新聞の記事・見解で「福島の平坦コースを待っていた」というのが見受けられる。
 福島のどこが平坦コースなんだ?(思わず太字強調

 これは公式サイトに掲載されている、福島競馬場のコース断面図だ。続いて札幌競馬場のコース断面図を載せる。

 福島のどこが平坦コースなんだ?(思わず太字ry
 もう一度、福島の断面図を載せる。

 続いて、阪神を載せる。

 福島のどこが平坦コースなんだ?(思わずry
 JRA公式でも「全体の高低差は1.9メートル(ダートコースは2.1メートル)と、特筆するほどの数字ではなく、ゴール前の上りをはじめ、勾配自体も決してキツくはないが、コースを1周する間にアップダウンを2回繰り返す(ダートコースの起伏構成も芝コースとほぼ同じ)のはかなりユニーク。実はでこぼこした競馬場なのである。」とある。
 福島は平坦というのを見るたびに、福島は周回コースで二度の登坂があるコースなのに?完全平坦(どこにも坂がない)は札幌だし、直線坂以外は福島より平坦なのが阪神だよ?誰かきっちり解説してくれよ!となる。
 例えば、福島と小倉のバンケットが騎手から見たら違う、そういう話があるというなら?だけど、そんな話は一度も聞いたことがない。

※福島と小倉のバンケットの違いの記事は下記リンクで。

www.radionikkei.jp

 なんでここまで反応しているのかというと、こういう関係者がいたら、認識違いを起こしていて、出走判断間違えてるんじゃないか?となってしまうから。本当に大丈夫?馬に間違ったことしてない?と。
 いや、俺の方が素人意見振りかざして、恥ずかしい奴だなコイツ、と思われてるだけの話なら別にいいんだけどさぁ。

 

 今週は約七千文字!自分にも、ここまで読んでくれた奇特な方にも、おつかれ!