競馬場のカツカレー

カツカレーはあまり好きじゃないが、競馬場と言えばカツカレーだろうということで、カツカレーを食べる。

3月9日(土)、10日(日)

「来週も勝つ!」(阪神時代の新庄の真似
 と、締めた先週だったが、これは、フラグ立てのネタであった。詳しくは、下記リンクで。

dic.nicovideo.jp

 

 で、今週。

 

 滅茶苦茶勝った。今年一番儲かった。お金凄い増えた。これは土曜日◎を付けた馬の成績だが、これだけでも今年一番の出来。前半でもう大幅プラスが出ていた。

 阪神メイン、福永厩舎初陣武豊鞍上で話題だったコーラルS。さすがにそんなに美味い話はないとして、◎レディバグ(9人気)、○メイショウミツヤス(12人気)、▲サクセスローレル(4人気)の単勝を強弱付けて買った。が、ボタンを押し間違えて買い目を2回送信してOKを押してしまい、結果2倍の金額を賭けることになった。
 それが大的中。名将ノムさん(メイショウノムサン、馬名でも付けられるな、コレ)が「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という有名な金言を残しているが、勝ってる時はヘマをしても勝ってしまうものである。
 それにしても南部杯、レモンポップにぶっちぎられたとはいえ、地方No.1の2着イグナイターと一緒に頑張って3着だったレディバグが9人気だったのは驚いた。それだけで買えたようなもの。前走は距離長いで度外視。引退レースだったのは、後から知った。有終の美。

 

 日曜は一転、凡予想。

「勝った翌日、気を大きくしてダラダラ買ったり、金額を張り込むと負ける」と分かっているので、前半は1レースだけ、複勝を買ってマイナス60円のトリガミ。メイン~最終辺りを買って、メインは外れ続けたが、最終レースを3戦2勝で乗り切り、トータルはちょびっとだけ減らしたが、土曜の大幅リードをほぼそのまま保ってフィニッシュ。三月二週目もプラスで終える。来週も勝つ!(ry

 

 競馬実況のアナウンサーに、三浦拓実アナという人がいる。元々競馬が好きで、NHKから2022年、ラジオNIKKEIに転職して実況アナになったという経緯の人だ。
 全レース予想して時には馬券を握っている個人的には、朝の条件戦から修飾形容たっぷりに勝ち馬を読むドラマチック実況すぎて、あまり好みではない。俺はいつもはグリチャだけど、映像もすぐに切り替わって確認できないこともあるし、あと、ラジオで聞いている他の人の代弁としても、はよ、それ以下の三着馬や掲示板内馬を読み上げてください!とハラハラする。その代わり、重賞レース、特にG1では勝利人馬陣営を長々と称える必要があるので、これは最適だとは思っている。
 その三浦アナ、今週は風邪のせいで、声の調子が良くなかったらしい。一瞬木和田アナかな?と勘違いして、番組表を確認したレベル。が、逆にそれが功を奏して、実況が聞きやすくなってないか?と思った。まぁ、これは元々批判的な俺だからこそ、そう感じたかもしれない。
 元々高めに聞こえる声なのだが、トーンを抑えたことによって、中年の耳には落ち着いて入ってくるように聞こえた(人間の耳は、老化すると高い音が段々聞こえにくくなってくる)。直線に入っても、表面張力で揺れる水面を見るかのような、冷静と上ずりの狭間の声調で、逆にこれが最後の攻防の緊張感を高めている、ように聞こえた。
 このトーンの真骨頂が、土曜阪神6レース(4歳以上1勝クラス、ダ千八)。
 特にアクシデントもなく発馬し、固まった馬群で1コーナーに入り、2コーナーへ抜けていく。その一瞬、ちょっと目をモニターから外したとき、10番のコンドリュールが仕掛けて、まくっていった。
 後から再度レース映像を確認すると、そこまで三浦アナも声を張り上げたわけではない、しかし、そのレースの動きに反応して、少しだけ早口で「おお~っ、外から動いた動いた、10番コンドリュールが一気に動いて~」と三浦アナの実況が聞こえてきたとき、擬音で言えば「パキーン!」とか「ピキーン!」とか、何かが割れるような、目が覚めてハッと意識が戻ったような感覚になって、モニターに目が動いた。
 そのことから、三浦アナって、もしかしてもっと力を抜いて(るように聞こえる)実況をすれば、少しの変化で自由自在の、とんでもない実況ができるんじゃないか!?と慄いた。が、まったく個人的な好みと要望の話なので、三浦アナの健康・復調を、お祈りしておくだけに留めておく。競馬実況アナは、いつもギリギリの少ない人数で現場を回しているので、健康第一、実況してくれるだけで良し!
 でも、阪神6の実況は皆にも聞いてほしいね。逆に再生ボタンを押したら、ラジオだと思って、画面を見ないで実況だけ聞いてほしいね。三浦アナの声の力の凄さを分かってもらえると思う。

 

 条件戦なのに、勝ち馬にフォーカスしすぎる実況というのは程度もあるが、他の年配のアナウンサーもやりがちなところがある。着差が付きすぎていると、モニターでそれ以下の馬達が入ってくるのが遅れるので、間を持たせるために勝利の形容になってしまうという場合もあるだろう。また、勝ち馬の豆知識的な(意外な血縁とか)話も実況の中で時々あるが、そういうのは歓迎だ。配分の中で着順・馬名のほうを、やや厚めにしてほしいという話。
 そこで個人的に一押しなのは、男性アナの中では若い、大関隼アナ。彼は若さ(といっても40歳だが)ゆえの瞬発力があるのか、必ず入線後は、すぐに三着候補馬まではしっかりと読み上げて、余裕があれば掲示板内候補馬も読む。スローリプレイが流れたあと、また三着圏内候補馬を伝えなおす。
 ラジオ聴取者の人にとっては当然のこと、馬券購入者としても、一番有難い実況を行っている。レース終了直後、競馬新聞欄に1~3着馬の所にはそれぞれ印をつけているのだが、大関アナが実況だった場合は「あ!もう一回言って!?(印つけられなかった)」ということは殆どない。
 年配のアナウンサーが、なぜそうするのか、若いアナウンサーはそうじゃない傾向にあるのは、なぜなのか。これは、券種の時代の違いか。昔は単複と枠連(さすがに枠連どまりの時代は小林アナだけがギリギリだろう。大抵は1991年の馬連からか)しかなかった。勝ち馬へのフォーカス度合いが高くならざるを得なかった。今は三連系馬券があるし、着順固定馬券もある、そっちの方が売り上げと配当がでかい。そういうことなのかなぁ?と勝手に思っている。