週末は天候も荒れるということで、大人しく自宅に籠る。先週京都競馬場で買ってきたユタカレーを食べてみた。
野菜が煮溶けてスパイスと混じっているであろう、サラサラとしたルーに、まぁまぁ鶏胸肉が入っている。味も辛みも、割と穏やかで、口に入れた瞬間は無味に近いと感じる人もいるんじゃないかと思うほど。後から、少しだけ辛みが来て、スパイスの匂いが広がる。カルダモンやコリアンダー系の匂いで、仁丹に近いので、薬膳的な味わいのカレーと言えるかもしれない。
武豊監修クラフトビール「武豊」の時でも思ったが、武豊の好みは「最初にガツンと来るようなものではなく、後からふわっと、余韻は長めのようなもの」なのだろうか?実は味の濃い・強いものが好きな京都人らしからぬ、好みだなと思った。
(砂糖・醤油などの甘辛いものは京都人は好きではないが、凄く辛いとか、凄く濃いとか、そういうのは大好きである。なにせ天下一品発祥の地やしね。偏見かな?と思われるが、元京都在住で感じたことだし、京都の大学、龍谷大学の教授もこういう記事を残している。京都の料理は実は薄味ではない | Moglab(食と農の楽しさを伝えるWEBマガジン)要はある意味、グルマンなのだ、京都人は)
今週の競馬は、個人的には、◎の成績は良かったが、悪天候で馬券の買い方が甘くて回収率が伸びなかったぐらいしか話題がない。それよりは騎手の話を少ししたい。
先週「キング姐さんだけ買ってりゃいい」で話を締めたが、そのレイチェル・キング騎手が、中山メインAJCC(G2)で、外国人女性騎手初の、日本競馬重賞制覇を成し遂げた。
当日の姐さんの成績は2-0-1-4。二桁人気の二頭を差し引けば、2-0-1-2、単回206円、複回136円。ご立派。もう皆、キング姐さんが買える騎手だと分かってきているし、重賞制覇という大看板を上げることができるので、来週には妙味が、かなり無くなっているだろう。
豪州では、女性騎手に男性騎手と比較して、斤量軽減の恩恵を主催者が与えようとしたときに、「男と同じでもやれる!」と女性騎手側が猛烈に拒否して、同斤量で騎乗しているためか、そこで存在感を残している女性騎手と言うのは、本当に腕っこきなのだろう。
残りの短期免許外国人騎手は、ムーアやモレイラレベルじゃないからという事情はあるとしても、モリス騎手が、かなり苦しい。
馬質も良いとは言えないので、情状酌量の余地大ありだろうか?
ところが、残りの外国人男性騎手は大健闘。
ピーヒュレク騎手は馬質なりに健闘を見せた。
元々馬質なりに持ってきていたルメートル騎手は高確率。
9人気1着のあとは、一つ置いて、人気以上、掲示板・馬券内確保と仕事人っぷりを見せた。
大爆発したのは、キングスコート騎手。
初勝利を挙げた後は、今まで箸にも棒にもかからない騎乗内容・成績が嘘のような、人気薄での連対圏確保。
馬場が悪くなり、速い流れの中で勝負をする日本式競馬ではなく、タフな流れの中で勝負をする欧州式競馬のような、タイムフィーリングでレースが流れたことで、外国人騎手達の、いつもの実力が発揮できたんじゃないかと仮説を立てている。儲けたいので、もう一度ぐらいは、彼らが在日してる間に悪天候になって欲しいなぁ。
コロナで外国人騎手が来日できなくなった折、良い面としては、玉突き式に日本人若手騎手にチャンスが回されたことであろう。そこで生まれたのが、横山武史だったとは思っている。じゃぁ、外国人騎手に短期免許は発行すべきではない、と言われれば、これは、コロナ明けでみると、絶対発行して欲しいと思った。
一定期間、日本人騎手だけだと、「なんでそんな騎乗になるの」というものばかり見せられて、うんざりすることが多かった。久しぶりに世界のトップジョッキー達が堂々と来日して騎乗したのを見ると、さすが!と言わざるを得ない内容だった。それを見て、日本人騎手も、ぼやぼやしていると、おまんまの食い上げだぞ!と危機感を持って、レベルアップして欲しい。
1月14日の京都競馬場分の記事など、色々半端になっている記事が多いので、今週は久しぶりの千文字更新ということで、このあたりで(と、言いつつ千七百文字ぐらいあります)。