競馬場のカツカレー

カツカレーはあまり好きじゃないが、競馬場と言えばカツカレーだろうということで、カツカレーを食べる。

24年9月7日(土)、8日(日)

 今週は久しぶりに馬券の話をいっぱいするお!

 札幌から帰ってきて、バタバタと用事を済ませて、あっという間に何も(競馬関係の)用意しないまま週末がやってきた。幸いなのは、今週から秋競馬が始まっても、二場開催で予想するのが24Rで済むこと。え?全レース予想やめればいいじゃん?ごもっとも……。
 ただ、最近では「これはもう1人気が堅すぎる」っていうレースは、それに◎を打って終わりにすることが多くなった。1人気からの馬券は買わない(そのレース自体買わない)から、◎の成績記録だけ積み重ねていくだけ。昔は、そういうレースでも、予想が上手くなりたくて、一生懸命、相手関係も予想だけはしたが……。

 これは、20年~今年の9月8日までの、◎の成績。

 これ、実は結構凄いことをやってるが(自画自賛)、それは置いておいて、これだけみても1人気だけ儲かってないし、日本の競馬の賭け式は、パリミチュエル方式であることを考えれば、1人気「から」買うのは、負けやすい。例え結果的に1人気が絡んだ馬券で的中していても、散々よく言われている方法として、1人気以外の◎から入るのが、庶民の生き残り方法だろう。
 これを曲解して、「競馬は穴党が勝つ、1人気からは絶対買わない!」と、何が何でも無理して、1人気を買わない人がいるが、それは完全に間違いとは言わないが、庶民ができることではないし、やることではないとは思う。
 馬券の心得に関しては、もっと適任者がいると思うし、俺がここで講釈垂れてドヤ顔するのも気が引けるので、ここらへんでやめておくが、相場の格言「鯛焼きの、頭と尻尾はくれてやれ」だよ。

 

 馬券「術」としては、今年、東スポが新たに新馬戦専用指数「GP指数」というのを採用しているが、少し気になることがあったので、夏競馬で注視していた。そして、日刊コンピとの組み合わせではどうだろう?という考えに至った。
 GP指数は、毎レース3頭につけられる。GP指数を貰った馬の成績は、勝率21.5%、連対率38.3%、複勝率51.3%、単回値80円、複回値75円と、このまま素直には使えない。
 かたや、日刊コンピは出走全頭につけられる指数だが、GP指数持ち馬が、日刊コンピ1位だったときの成績は、勝率41.3%、連対率66.3%、複勝率80.0%、単回値89円、複回値96円で、複勝率が凄いことになっており、複回値も惜しいところまで来ている。
 あとは条件別に掘ってみると、実は1位が凄い悪いとかあるし(なぜか芝のマイルはどう掘っても儲からない)、夏競馬のローカルから、秋競馬の中央へと競馬場が変わることによる影響があるかもしれず、何とも言えないが、これからも注視したい。

 

 実際の今週の馬券は、GPコンピ馬券術を小銭で試しつつ、二場開催となると出走頭数が限られ、中央場で馬も騎手も集中するので、◎も1人気が多くなり、それ以外も妙味のあるレースが激減してほとんどを「見」することに。
 そのなかで、土曜11人気本命で臨んだ中山6。

 直線、先頭二頭には完全に遅れたが、内を選択して切り返しながら末脚を伸ばし、馬群から抜けてきたので、これは3着来た!と思ったのもつかの間、外から豪脚で追い込んできた、もっと人気のない13人気のラヴァグロウが先着して4着。勝った1人気のオーブルクールとのワイドも持っていただけに、腹出してひっくり返る状況。
 追い込んできたのは佐々木騎手で、彼は去年函館リーディングを19歳で獲得したが、札幌を経て中央に競馬場が移ると、存在感が無くなってしまっていた。今年は北海道のリーディングこそはとらなかったが(函館・札幌共に武豊が獲得、記録づくめの武豊ですら、自身初の北海道リーディング獲得だったそうな)、北海道の2歳重賞、函館2歳Sをサトノカルナバル、札幌2歳Sをマジックサンズで完全制覇しており、本格化のきざしだろうか!?いや、勘弁してよ~(泣

 結局、その日は、上述の中山6と、中京10のミタマを買って憤死(ミタマはゲートを出れば強いけど、ゲートが出ないときは散々という馬だそうで……)。残りは見で、メインの紫苑S

 開幕日でクッション値も10超、これは秋の中山でよくみられる超高速馬場なので、前完全有利。そこで同じく中山高速馬場の経験があるクリスマスパレードを本命に打ち、陣営が「二走前の競馬を(逃げ)」というコメントのバランスダンサー大穴前残りもあると対抗に抜擢した。
 で、単勝とワイド二本を(σ・∀・)σゲッツ!!
 が、マイナスを埋めたぐらいで、200円の浮きで終わる。それにしてもバランスダンサー、なんであんな後ろなの……。また田辺被害者の会が結成される……。田辺には騎手やめて欲しくないけど、時折、というか大体、こういう不可解な騎乗があるので、馬券買う側としては怖いんだよね……。田辺を本命で買う奴の気が知れない。
 俺だよ!!(お前は阿保なのか)今回は対抗だけど。

 

 日曜は朝一に勝負したけど、これがまぁ、大外しで、GPコンピを試しつつ、見を繰り返し、メイン前まで来た。

 これが◎5ウインモナーク(7人気)○6ブルースピリット(6人気)▲4アシャカタカ(1人気)で、順番まで完璧だったんだな。
 これはドヤりたいので、予想順序を話すと、ウインモナークとアシャカタカの関係が、軸だった。
 前走福島のバーデンバーデンカップ(3勝クラス特別戦)で、ウインモナークが4人気で差して4着、アシャカタカが3人気で先行して9着。世間は開幕二日目超高クッション値超高速馬場前完全有利で、今回はアシャカタカが有利と見て1人気だったんだろうけど、前走の福島のクッション値が、福島ではめったにない高クッション値(9.1、福島は通常8台で前半)での結果だったので、高クッション値・高速馬場適正で順位付けは済んでいるな=今回もウインモナークが先着すると思った。
 さらに、ウインモナークの馬柱を遡ると、クッション値10以上の中山を経験済みで(三走前の南総SH)、この時は着順10着と悪いが、近五走平均持ち時計の中ではトップのほうだった。
 で、その南総SHで、一緒に走っているのがブルースピリットでこちらは6着と、ウインモナークに先着。かなりの馬場適正があって、まとめて差し切るならこいつかな?と一時はこれが本命も考えた。が、田辺。田辺かぁ……(疑惑の目)。
 1人気のアシャカタカとの関係で考えれば、ウインモナークは確実に先着すると見る、田辺を一枚割り引いてブルースピリット対抗、ウインモナーク本命。しかし、アシャカタカの持ち時計と馬場状態的にも、馬券内に残る可能性も高い、単穴。これでワイド一本でも引っかかれば儲かるから、買いだ!となったわけ。
 馬連77.9倍、ワイド18.9倍・9.9倍・12.8倍、三複117.7倍の全部的中で、札幌で負けてきた分も軽くひっくり返して大プラス、今週の勝ち確定。

 中山のクッション値10以上っていうのは、超特殊馬場で、同じ舞台でも、クッション値が9台に下がっただけで、大惨敗する=これでしか走れない馬もいる。要注意やね。

 そんな「クッション値で馬の能力の増減を考える」きっかけを与えてくれたのが、度々紹介している、Youtubeチャンネル「たけつべ」、も運営している竹内裕也氏の本「クッション値を読む」だ。

 この本は、自分の予想(芝レース)の伸びしろをぐーんと伸ばしてくれた、大変ありがたいものだった。今読むと、データが二年前の時点で集計したものなので、特に種牡馬関係が通用しにくくなってきている面がある。

 そこで、奥さん!実は、違う分野なのですが、竹内氏の新刊が10月に出るのですよ!

 今度は調教!
 調教を数字だけで追ってしまうと、同じ時計を出しているのに、同じ結果がでてこないということがままあるのですが、それは実は、厩舎ごとに必勝パターンが違うからなのです!という内容!これさえあれば、数字だけみて判断して損をするということが無くなります!さぁ、今すぐ予約を!

 という、謎の宣伝を入れておきます。

 

 メインの二重賞は惨敗。
 京成杯AHのほうは、こんなんアスコリピチェーノのただ貰いやろと思ったが(1人気からの馬券は買わないが、メインと最終だけは、どうしても買いたければOKというルールにしている)、逆に取りこぼしがあるなら前だろうということで、エエヤンとセルバーグの複勝と、アスコリとのワイドを買っていたが、アスコリ強すぎやね。次走豪州の5億円レースかと言われているが、普通に勝つんじゃね?

 

 他に気になったのは、中京6、三歳以上1勝クラス、ダート1800mのダブルハートボンド。1.1倍で大大大楽勝だったけど、

 これは度々言っているが、俺は自分で競馬新聞を作っていて、その内容は「過去走を、今回の舞台に合わせた場合は、どれぐらいの価値があるのか、またはどれくらいの時計で走って来るのか、持ち時計を換算している」新聞なの。
 で、ダブルハートボンドは前走がデビュー戦で、未勝利から出走して、1分53秒2の走破時計、着差「6馬身」の圧勝したんだけど、それが今走換算すると1分51秒8に匹敵するだろうという計算が出てた。
 今回は、その計算を上回る1分51秒2、着差「大(10馬身以上)」。

 は?

 化け物じゃね?

 見守りたいですね~!ダートはOP以上は、層が芝より分厚いからどうかと思いますが、見守りたいですね~!とりあえず今年はヤマニンウルスとオーサムリザルトという怪物たちが一足先に上でどうなるかという状況ですが。

 

 アスコリピチェーノといえば、9月6日(金)消印有効で、週刊Gallopの誌上POGが締め切りだった。毎回ギリギリまで悩んで、11通全部(10週応募用紙付属+増刊POG本分)まとめて出す派だが、その金曜日に、アスコリピチェーノの誌上POG賞品が届いた。

 NHKMCは、対象レースじゃないが、桜花賞も含めて、G1三連勝もあったよなぁと思う。

 さらに後日、もう一頭指名してG1優勝した、レガレイラのクオカードも届く。

 今年はローズSから~、秋華賞向かわず、エリ女へ、え!?また使い分け!?みたいなローテだって話だけど、ちょっともにょりますが、頑張って欲しいですね。

 タイムリーに届いたので、いや~、今年も誌上POG頑張りたいなぁ~と思った。毎年年末ぐらいに届いてたはずなんだよね?編集部バイト増やしましたかね?w週刊Gallopは、あの「シバタ青年」が編集長になったしなぁ。時代は変わっていきますねえ。

 あと、毎年誌上POGの指名者一覧見ていると、「この人たちはネットカフェ複数店舗経営者なのかな?」と思うほど(指名するには、紙媒体の週刊Gallopに一冊一枚ついている応募用紙を使わなければならないので、業務上仕入れがあるのかと)、一人で百頭以上指名している人が何人かいてビビる。そう、複数いるんだよ、いや、これギャロップの誌上POG何年もやってる人なら分かっていることなんだけどw

 最後に、今回の誌上POGで見送った馬を紹介して終わり!お疲れ!