競馬場のカツカレー

カツカレーはあまり好きじゃないが、競馬場と言えばカツカレーだろうということで、カツカレーを食べる。

24年6月22日(土)、23日(日):函館競馬場

 コロナ前は一年に一回は北海道へ上陸し、長いときは、函館開催最終週から札幌開催初週をコアに、三週間ぐらい北の大地で過ごしていたこともあった。
 このブログの完成の為、函館競馬場のカツカレーを再度喫食しに、今回は五年ぶりに当地を訪れた。
 なるべく短くしたいので、大半は後日纏める競馬場旅行カテゴリーの記事に任せるとして(そうやってお前、中京・新潟・小倉と記事を貯めまくってるじゃねえか)、簡単にまとめたい(簡単にまとめるとは言ってない)。

 

 五年前の写真を確認していたら、色々思い出したことがあったのだが、当時はまだ指定席の当日売りがまだまだ多く、朝一に門の前に行きさえすれば、指定席を購入できた。そして、札幌・函館は指定席の数の割には、熱心なファンが多く、当日指定席の争奪戦がJRA一熾烈な競馬場だった。

 この写真はタイムスタンプでは朝の5時30分になっている。当日は、札幌から前日夜の高速バスに乗って、5時ちょっと過ぎに湯の川の啄木館前で降りて、10分ぐらい歩いて到着している。
(ちなみに本記事の一枚目の、今年の門前待機写真の時間は8時45分ぐらい)
 指定席の当日売りの看板は既に出されている。

 当時は確か、JRAクレジットカード会員だけが、ネット予約可能だったはずだが、うろ覚え。今は自分もJRAクレカ会員だが、この時はなぜか審査ではねられてカードが作れなかった。よって、当日の指定席を狙って朝早く来てたわけだ。
 土曜は5時半に来て、整理券が8番。

 そして、7時になると満席で整理券配布終了。

 開門は当然、普通に9時なので、整理券を貰ったらいったん解散、15分前ぐらいに戻ってきて整列という流れ(全部ぼやっとした記憶を一生懸命掘り起こしている。間違っているかもしれない)。満席で整理券を貰えなかった人は、キャンセル待ちをする。事前ネット販売が、確か時間で締め切られてキャンセル分が出ていたはずなので、それを買うのだ。
 土曜だから五時半で8番だが、日曜に五時半で来ると、

 57番になる(戦慄)。
 日曜の方が休日の人が多いし、メインレースも重賞があったりするので、人が多い。市電の始発が到着する前に、整理券を貰ってないともう間に合わない。皆と一緒に来てはダメなのだ。だから、歩いてくるか、車で来るか、タクシーで来ないとダメ。
 車はまだ駐車場も開いてないので、駐車場門前に待機列があって、長くなりすぎると、JRAも渋々駐車場を開けるので、整理券列に並んでるであろうドライバーに対して、駐車場開けるから一旦車に戻ってくれと案内される。
 並んでる人も、働いている人も過酷すぎるw

 

 という、地獄のようなタイムスケジュールを強いられるが、その分、競馬場の近くに居て早起きさえすれば、ほぼ確実に指定席には座れるので、逆に、北海道自体には行きやすかった。行くと決めれば、何も考えず、相当早い段階で、あらかじめ旅程を組みやすいのだ。脚(交通手段)も事前に、格安で抑えやすかった。
 しかし、現在の、ネット予約分でほぼ売り切ってしまう体制だと、指定席の抽選の当落と、様々な旅行関係の予約とキャンセル料発生の時期と金額を、ぎりぎりまで見極めなければいけなくなるので、ある意味、難しい選択を強いられている。
 俺はJRAクレカ会員だから、一般会員よりも早い当落結果を受けられるが、それにしたって各種早割サービス(特にJR)との相性がないので、抽選を、もう一週繰り上げて欲しいくらいだ。

 今回は、JRAクレカ会員で日曜の指定席が当選したが、土曜が落選してしまった。これは今週は諦めるしかないか?と思ったが、一般会員での抽選で再度挑戦。しかも、色々と深読みして指定席ではなく、パドックSシート(パドックシートは電源がないが、パドックSシートは電源がある)で申し込んだが、これが功を奏したか、見事当選することができて、何とか土日の電源の都合がついたので、旅に出られた。
 指定席の違いの話は、長くなるので、これはやはり、競馬場旅行記事の方に譲ろう(公開はいつになるんだ)。

 

 では、本ブログのメインコンテンツ、カツカレーの話をしよう。
 実は函館競馬場のカツカレーは、レギュレーション「メニュー名として”カツカレー”で売っている」「”カツカレー”では売ってないが、カツとカレーが別々に売ってあり、自分で合体すればカツカレーになるものは、認めない」を、満たす店・メニューは一つしかない。
 函館競馬場唯一の着席レストラン、駒場亭のカツカレーである。というか、他にカレーを出す店も、ミスズコーヒーがビーフカレーをだしているしかない。昔はココイチがあったが、それは撤退しているし、街中にもあるチェーン店なので、そもそも対象ではない。
 まずは五年前の記録である写真を出しておこう。

 価格は1200円でした。

 食い始めたら、これカツ厚くねえか?と思って、わざわざスプーンを当てて記録を残したぐらいである。味も美味かった印象がある。

 それでは、今年の駒場亭のカツカレーの話をしよう。まずはメニュー表を出してから、いつもの評価を下したい。

 150円の値上げ!いや、頑張ってる!このご時世を考えれば滅茶苦茶頑張っている。他の競馬場のカツカレーなんか、500円以上値上がってるところもある!

 

 駒場亭、三軒豚のカツカレー1,350円。

 ルー部門
 粘度:ややさらっと(中~低粘度)
 具:少
 具内容:何か溶けかけ系
 甘味:0(0~3)
 辛み:2(0~3)
 コク:2(0~3)

 カツ部門
 種類:豚ロース一枚
 衣粒:細
 衣堅:サックサク
 肉厚:3(1~3)
 肉大:3(1~3)

 その他
 薬味:福神漬け(赤)、ご飯にパセリ、もしかしたら、若干バターご飯ぽくもある?

 ルーは、中間的な濃度のとろっと、と、低濃度のさらっとの、中間ぐらいで食べやすいとろみ。業務用レトルト的なものではなく、どちらか言うとルーとかフレークを溶かして熱した系に近い。欧風のコク寄りの食べやすい味わいで、鮮やかな辛さはないが、あとからかなり汗が出てくる、じわりじわり系の辛さ。
 ご飯は、パセリがかかっていて、パセリバターご飯ぽくも感じたのは、気のせいか?量は、実は多い。カツの下までしっかりとご飯が盛られている。その分ルーは少な目。だが、ご飯は結構美味しいほうだと思う。
 カツは、相も変わらず、厚くて嬉しい。衣が若干マイナーチェンジしていて、かなり細かくなっているが、サックサクで食べやすくて、とても美味しい。カツだけでいえば、東京のオークラ、中山の旬彩が群を抜いて、マジで美味いんだが、逆に美味すぎてカレーに合わず、カツカレーでは食べたくない。トンカツ定食で食べたいほどのジューシーさ。しかし、ここ駒場亭のカツは、肉質は、上記二店ほどの脂質感は感じないが、肉自体のみずみずしさも失われすぎておらず、逆にそれがカレーとご飯とマッチする丁度いい感じ。ルーも粘度が高すぎないから、もしかしたら、競馬場のカツカレーとしてのカツは、ここが大正解、JRA第1位なんじゃないだろうか?
 その他は、お約束の福神漬けも、きっちり抑えている。
 総評としては、美味いよ、美味いよ。総合1位あげてもいい。今、一番値段が高いJRAのカツカレーは、東京のオークラ2,200円だが、上述したように、足して引いた総合力の妙味が函館の駒場亭にはある。是非食べ比べて欲しい。個人の好みはあるから、結果はそれぞれだと思うが、「言ってることは分かる」と言ってもらえるとは思っている。

 スプーンの大きさがが変わっていると思ったので、カツには一応当ててみたが。ただ、相変わらず厚かったよ。

 良き良き。

 

 さて、その他の今週の競馬や函館のことを、さらっといこう。

 まずは指定席の紫外線チェック(調光レンズなので、紫外線を感じると色づく)。

 割と強く紫外線は入ってきますね。パドックシートも大体こんな感じでした(写真無)。

 

 OZIGI BREWINGのクラフトビール飲み比べ1,500円と、SANDWICH CLUBのサバサンド1,000円。

 俺はアンチクラフトビール派だけど、美味いよ。ただ、黒ラベルのほうが美味い(熱狂的黒ラベル党)。一杯づつ飲むより、この飲み比べを2回飲むほうが、味も三つ飲み変えられるから、お得だし、良いと思う。
 サバサンドはバインミーベトナム風サンドイッチ)スタイルで、しっかりと酢漬け野菜とパクチーが入っていて、サバも必要量入って美味しいと思うんだけど、千円は割高感あるかもしれない。ハーフにして500円なら、もっと買ってもらえるんじゃないかなぁ?味は良かったんだよ、本当。
 もっと色々食ったけど、それも後々の記事で(いつだよ

 

 馬券は大爆発。画像のレースは土曜東京9R、清里特別。

 本命の石川(6人気)がいきなり出遅れて、ヽ(・ω・)/ズコー
 こらあかんかと思って見ていた。
 レーン(2人気)が抜け出そうとして、それにルメール(1人気)が追い付いてきて、うーん、その一番安い馬連もあるけど、元返しに毛が生えた程度しか、そこには賭けてないんだよなぁと思っていたところに、外から善臣(12人気)が追い付いてくる!

 そ、それでいい~!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 と、思っていたところに、さらに外から、石川!

 石川~!!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 善臣と一緒に外から、ぐいぐい追い上げてきて、ルメールに抜かされたレーンに追いついてくる!

 石川~!!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
 相談役~!!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
 差せー!!!!(鬼のような形相)

 結果、1着ルメール、2着石川、3着善臣。単勝は取れなかったけど、一番高いところ全部来た!

 これだけで旅費全部ペイできた。出遅れなきゃ単勝もあったのでは……(欲張り
 実は東京ダート千四は、誰かが「上りが早い順で買う時と、とにかく上がりの早い順で買うレースと別れる」という、謎のよくわからない必勝法を述べてたっていうのを、また聞きした。
 もうそれ、何がどうなってるか分からない伝言ゲーム8人目ぐらいの内容だろう。が、個人的にピン!と来た。

「分かる(分かるとは言ってない」

 分かったので、しっかり見極められた。では、実際に、どう見極めるか、それはちょっとここまで記事の文字数が長くなっているので、また後日(また後日詐欺

 土曜は諭吉さんをぞろぞろと大量に懐にご案内して、日曜は、勝って兜の緒を締めよで、逆に相当レースを見送った。とにかく買わないようにした。結果として当日購入分だけでも、少しだけプラスにはなった。乗り切った!大大大勝利!

 

 メインの宝塚記念は、本命プローザホーン菅原。
 この二戦、乗り方次第では勝っていた能力はあると思っていた。色々乗り難しいところはあるんだろうという理解はしていたが、しかし、不満はあった。

 ジョッキーは、大事な場面でイモを引くと、人生に影響を及ぼしかねない状況にもなる恐ろしい職業だ。藤岡兄はなんとか復活できたが。
 結果はご存じの通り「消えたシンザン」ばりの、外埒一杯から、伸びきったブローザホーンの勝利!よくやった、明良!2月まで同馬を管理していた中野元調教師も、さぞ喜んでいるだろう。
 そして、なんという偶然か、今グリーンチャンネルで見逃し再放送している「競馬場の達人」が、中野元調教師なんだよねえ。

※画像は23日(日)分の放送紹介、競馬場の達人再放送回は、グリチャのHPで番組表を確認してください。確か、上旬下旬で番組が切り替わるので、6月いっぱいまでかな。

※番組放送スケジュールをスクショしてきました。

 

 馬券は単勝枠連が当たって、これが結構な配当だったんだよね。
 今週は他のレースでも当ててるし、◎の成績も両日ともに単百超したし、絶好調だった。良き、函館旅打ちだった。

 

 最後におまけ。
 函館と言えば、「ご当地バーガーショップ、全国No.1」を誇るラッキーピエロ、通称ラッピが有名だが、看板メニューの「チャイニーズチキンバーガー」以外の、カレーとかオムライスとラーメンも美味いと聞いて、食ってきたよ。

 チャイチキとカツカレー。
 マジでカツカレー美味かった……。これで750円なんだから、やべえ……。
 詳細は、散々前述してる、別記事で後日……(後日まとめるとは言ってない

 あとは、「函館ホテル朝食バイキング戦争」で、一番有名な、ラビスタ函館ベイにも泊ってきました。

 ま、これも追々と言う事で(追々まとめるとはry